ニュージーランドと言えば酪農が盛んな国で有名ですが、それゆえに世界有数の乳製品の輸出国でもあります。
そんなニュージーランドに行ったらぜひ食べておきたい乳製品のうちの1つにチーズがあります。
ニュージーランドには数多くのメーカーがチーズを製造しており、スーパーマーケットのチーズコーナーはまさにチーズ天国。種類も豊富で、カマンベールを初め、ブルーチーズ、チェダーチーズ、ゴーダチーズ等様々。そして、酪農大国だけあってそのどれもが美味しいのです。
こうして美味しいチーズが手軽に買えるのは嬉しいですね。ただ、チーズ初心者にとっては、まずは味を知ってから買いたいものですよね。そこでお勧めはチーズ工場の直営店に行くこと。
気になるチーズを試食する事ができるのはもちろん、スーパーには売っていない珍しいチーズも買うことができます。また、カフェも併設されているためお茶しながらチーズだって楽しむ事ができるんです。
そこで、今回は僕が実際に行ってきた店も含め、ぜひお勧めしたいチーズ直営店・カフェを3つご紹介します。
Contents
ニュージーランドのチーズが美味しいと言われる理由

ニュージーランドは言わずと知れた酪農大国。乳製品に関しては国内生産の90%以上を輸出しており、世界的にも多くのシェアを取っています。
乳製品が国の稼ぎ頭となっているためか、酪農や乳製品造りに参入する個人や企業が増えてきています。
また、毎年乳製品の各部門でコンテストを実施しており、このコンテストの受賞を狙って各社ともより美味しくクオリティの高いチーズ造りに凌ぎを削っているのです。
それゆえ、アイスクリームやヨーグルト、チーズなど非常に美味しいものが多いのです。
特にチーズは世界レベルで美味しいものが多く、ブルーチーズは国際的チーズコンテストで数多くの賞に輝いている程です。
ニュージーランドのお勧めチーズ直営店3選
ニュージーランドに数あるチーズメーカーの中でも、特に有名なチーズメーカーを3ご紹介します。
今回は実際に3つのうち、2つのメーカーの直営店・カフェに行ってきましたので、食レポも兼ねてお話していきます。
Puhoi Valley Cafe&Cheese Store

オークランドから北へ車で約40分。Ahuroa Rd(アフロア・ロード)の道沿いにあるのが、Puhoi Valley と呼ばれるチーズ工場兼カフェ。
ニュージーランドではトップクラスに有名なチーズメーカーで、毎年チーズの各部門で数多くの受賞歴がある名店なのです。
2016年も国内のチーズアワードで大賞を受賞しており、まさにチーズの王者。
そんなPuhoiに行ってまいりました。回りは牧場や緑が多く、のどかな立地にあります。

入り口が開放的でオシャレな印象。

店内の写真撮るのを忘れたので、トリップアドバイザーの写真をお借りします(^_^;
店内にはカフェも併設されており、コーヒーや各種ドリンク、軽食、チーズプラッターなどを注文することができます。
写真右側にはアイスクリームも売っていますよ。何気に、僕の一番目当てだったりしますw
Puhoi Valley Cafe and Cheese Store (トリップアドバイザー提供)
もちろん、チーズがメインですからね!
チーズの種類は豊富すぎるほど豊富でした。同じブルーチーズでも、熟成期間によって種類が異なったり、カマンベールっぽいけど風味も味も若干異なる別のチーズだったり。チーズって面白い!
Puhoi Valley Cafe and Cheese Store (トリップアドバイザー提供)
こちらのコーナーにて、チーズの試食もできます。気に入ったら計り売りで買うこともできます。
もちろん、ここの名物はブルーチーズなので、初心者の方は是非トライしてみましょう。
Puhoi Valley Cafe and Cheese Store (トリップアドバイザー提供)
そして、ここの名物食べてきました。チーズのプラッターセット。
Puhoi の名物チーズとサラミ、ブレッド、その他つまみのセットで…25ドルくらいだったような(汗)

ブルーチーズはやはり美味しい!クリーミィかつまろやかでとても食べやすい。ただ、一番手前の穴チーズは僕の口には合わなかったような気がします。
ワインがあったら最高なんですが、この日は注文しませんでした。しておけばよかった。
食後のデザートアイスクリームを注文。ここのアイスクリームも実は結構人気で、アイスクリーム目当てで来る人もいるそうです。僕もそうでしたが。お勧めはレモン系のアイス。程よい酸味でサッパリしててとても食べやすいですよ。
オークランドからも近いので、レンタカーや車をお持ちの方は是非寄ってみて下さい。
Whitestone Cheese

Puhoi ほど有名ではありませんが、僕の中では一番ツボったチーズメーカーなのでご紹介します。
Whitestone Cheese は南島のOamaru(オマル−)にあるチーズ工場兼カフェ。白黒の建物が特徴的。
店内は割と小さめで、カフェにしてはこぢんまりとした印象。

カウンターにてチーズの試食ができます。試食できるチーズは限定されており、3種類まで。

3種類だけじゃ物足りないという方は、チーズプラッター(試食セット)がお勧め。これで20ドルくらい。

せっかくなんで、チーズケーキとフラットホワイト(NZ風ミルクコーヒー)と一緒に召し上がりました。

チーズケーキは程よい甘さと酸味が絶妙のバランスでマッチしてて美味しかった。ちょっとしたお茶タイムには良いですね。
気に入ったチーズがあったら、こちらからも買うことができますよ。

因みに、僕の激ハマりしたブルーチーズがこちら。

先程の試食セットにもあったブルーチーズです。
Whitestoneのブルーチーズは3〜4種類あり、それぞれパッケージのシールの色が異なりますが、こちらのチーズは熟成度が高く一番美味しいもの。
あまりにもウマすぎて、毎週買って食べてましたw
ワインと一緒に召し上がっても最高に美味しいですし、僕はよくクラッカーと一緒に食べたり野菜サラダに入れて食べたりしていました。このチーズはCountdown や New World のスーパーマーケットでよく見かけましたので、気になったら是非試してみて下さい。
The Kapiti Store
出典:https://thefoodpornographer.com/2013/05/the-kapiti-store-auckland/
The Kapiti Storeはオークランド市内にある人気チーズメーカー「Kapiti」のチーズ直営店。
Kapiti と言えばPuhoi と同じく超有名なチーズメーカーとして知られています。こちらのチーズも数々のチーズアワードに受賞しており、中でもブルーチーズは世界レベルで美味しいと言われています。
出典:https://thefoodpornographer.com/2013/05/the-kapiti-store-auckland/
また、Kapiti はアイスクリームでも有名で、ニュージーランドの高級アイスクリームブランドとして広く定着しており、とても美味しいとの評判から絶大な人気を誇ります。
アイス好きの僕もKapitiのアイスを何種類か食べましたが、どれも濃厚でクリーミィでほっぺたが落ちる程美味しかったです。
The Kapiti Store に行ったら、チーズだけでなくアイスクリームも是非食べてみて下さいね。
出典:https://thefoodpornographer.com/2013/05/the-kapiti-store-auckland/
ワインテイスティングと一緒にチーズを楽しむならここ

せっかく美味しいチーズを食べるなら、ワインと一緒に召し上がりたい。そんな声が聞こえてきそうです。
そこで、是非お勧めしたいのがチーズのプラッターと一緒にワインテイスティングが楽しめる、クイーンズタウンにある「The Winery」。
店内には何百種類というワインが取り揃えられており、その内テイスティングできるワインも約50種類以上。

白ワインから赤ワイン、お手軽なものから高級なものまで様々なワインテイスティングを楽しめます。

ここのワインテイスティングの詳細は別記事でまとめましたので、興味がありましたらどうぞ。
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そして、チーズも一緒に食べたい方にとって嬉しいのがこちらのチーズプラッター。

ブルーチーズを初めとする4種類のチーズ、ブレッド、クラッカー、蜂蜜など、ものすごいボリュームです。
これらのチーズはWhitestone Cheese のチーズを使用しています。僕の激ハマりした、あのWhitestone のブルーチーズもあるので最高ですよ。量は2人前で、お値段は32ドル。サラミが付いたバージョンは38ドルと結構お値打ちです。

是非、ワインテイスティングとチーズを楽しんでみてはいかがでしょうか。
チーズは日本に持ち帰れる?
ところで、気になるのがチーズを日本に持ち帰れるかどうか、ですよね。
これだけ美味しいチーズなのですから、是非お土産として日本に持ち帰りたいものです。そこで、動物検疫所のホームページを見てみると、
我が国への家畜の伝染性疾病の侵入防止に万全を期すとともに、我が国畜産物の輸出促進に向け、国際基準や諸外国と同等の水準の検疫体制を構築するため、平成29年11月1日から、これまで動物検疫の対象であった「生乳」に加え、新たに、乳製品が動物検疫の対象となります。
出典:動物検疫所ホームページ
何と、今年の11月から乳製品が検疫の対象になるらしい。つまり、乳製品は持ち込めなくなるのだ。そして、乳製品に該当する商品の中でまさかの。
- 0406(チーズ等) *プロセスチーズを除く。
ガーン。実はこれまでは肉が含まれていなければチーズは普通に持ち込みできたんです。これは、かなり痛手ですね。
プロセスチーズはいわゆる複数種のチーズの加工品になるので、ブルーチーズはもろ検疫の対象になるわけです。ショック!!もう時間ないやん。
今ニュージーランドにいる方で、11月までに帰国する方はチーズまとめ買いして持って帰りましょう。そして、僕にも分けて下さいww
おわりに
以上、お勧めチーズ直営店のお話をさせて頂きました。ニュージーランドは名物料理が少なくて愕然としますが、ワインとチーズだけ(笑)は天下一品なので是非色々と試食してチーズの美味しさを堪能してみて下さいね。あとアイスクリームも!