この夏、手付かずの大自然を存分に味わいたい人にお勧めなのが、ここニュージーランド。
夏のニュージーランドには観光名所やアクティビティが数多くあり、どれも魅力的なものばかり。日本ではできない、ニュージーランドならではの体験ができる場所は数多くありますが、その中でも特にお勧めしたいのが今回ご紹介するヘリで行く氷河ウォークです。
ニュージーランドには氷河ウォークができる場所が2箇所ありますが、今回はそのうちの1つ「Fox Glacier(フォックス氷河)」に行ってきましたので、氷河ウォークの魅力を体験レポートも交えてご紹介していきます。
氷河ウォークとは?

氷河ウォークとは、氷河のふもとまでバス、又はヘリコプターで行き、ガイドと共に氷河の上を歩くツアーです。
ツアーによっては、氷のトンネルを匍匐前進したり氷河の割れ目をまたいだりとアドベンチャー要素が満載で終始楽しむことができます。
氷河ウォークに必用なレインジャケット、専用のブーツと靴下、アイゼン(スパイク)は用意してくれるので、こちらで用意する物は防寒着とカメラくらいです。
NZで氷河ウォークができる場所と料金
- Fox Glacier(フォックス氷河)

ニュージーランド南島の西海岸、ウェストランド国立公園に位置する氷河。
フォックス氷河はヘリで行く氷河ウォーク(ヘリハイク)とバスで行く氷河ウォークがあります。ニュージーランドらしいエキサイティングな体験がしたいのであれば断然ヘリハイクをお勧めしますが、料金が高めなのがネック。
お金に余裕がないけど氷河ウォークを楽しみたい方は、バスで氷河ウォークに参加する事もできます。
料金:氷河ウォーク(バス) $65 氷河ウォーク(ヘリコプター) $425
ウェブサイト:https://www.foxguides.co.nz
- Flanz Josef Glacier(フランジョセフ氷河)

フォックス氷河の北東、車で30分北上した場所にある氷河。
フランジョセフ氷河はヘリでしか行けないので、お金に余裕がない場合はフォックス氷河のバスで行く氷河ウォークをお勧めします。
料金:氷河ウォーク(ヘリコプター) $449
ウェブサイト:https://www.franzjosefglacier.com
氷河ウォークをお勧めする理由
氷河ウォークは氷河をただ見るだけでなく、体験として歩くことができるのが最大の特徴。氷河を踏みしめながら氷の冷たさを肌で感じることができるのはこの氷河ウォークのみ。
しかも、フォックス氷河とフランジョセフ氷河は世界でたった3箇所しかない特殊な氷河と言われいます。どこが特殊かというと、氷河と熱帯雨林の両方を見ることができるんです。
氷河と熱帯雨林の緑のコンビネーションはまさに絶景。世界にはいくつか氷河ウォークを体験できる場所がありますが、その中でもニュージーランドでしか味わえない珍しい氷河を是非お勧めしたいです。
Fox Glacier 氷河ウォーク実体験レポート

今回、友達とフォックス氷河のヘリハイク(4時間コース)に参加したので、実際にどんな感じのツアーかレポートしたいと思います。
ツアーへの参加は事前予約が必須ですが、空きがあれば当日ウォークインでも参加可能です。まずはFox Glacier の受付けに行ってチェックインします。外はカフェみたいになっていますが、店内の奥に行くと受付があります。
ヘリハイクは天候に左右されやすく、雨が降ったり霧が出ていたりするとキャンセルになります。フォックス氷河は晴れる事がめったになく、決行出来る日がなかなか無いためキャンセルになる事が多いそうです。僕も予定より2日遅れてようやく決行できました。
チェックインしたら奥へ案内され、装備(レインジャケット、パンツ)を受け取ります。その後、バスでヘリポートへ移動。
ヘリポートの前の建屋にて靴と靴下が貸出され、その後6人ずつグループ分けされます。

グループ分けされたらグループ毎に順番にヘリポートへ案内されます。
6人中2人が一番前の席に座ることができます。基本的に体重が軽そうな2人が前に座ることができるので、比較的小柄な日本人は前に座れる確率が高いでしょう。
僕と友達も運良く前の座席に座ることができました。機内はこんな感じです。

前方の景色とパイロットの運転が直に見れてとてもエキサイティングでした。
約10分で氷河ウォークのスタート地点に到着。

スタート地点にてアイゼン(靴の裏につけるスパイク)が貸し出され、各自装着します。その後、ガイドの合図で氷河ウォークがスタートします。

途中、大きな氷河のトンネルに遭遇。息を飲むほど美しいミルキーブルーに輝く氷河のトンネル。写真を撮るには絶好のスポットですね。このトンネル、奥に進むにつれて狭くなるので、最後の方は這いつくばって出ました(笑)

氷河の水溜り。なかなか神秘的です。

途中から天気が良くなり、景色も良くなりました。ただ、あまりの暑さにレインジャケットをポイ!そして、日光が氷河に反射して目も開けていられないほど眩しかったです。サングラスは必須です。

約3時間のウォーキングもあっという間に終わり、スタート地点へ。ヘリの到着を待っている間、写真撮影したり弁当食べたり。ウォーキングした後、結構お腹空くのでサンドイッチやクッキーなど何か食べ物を持って行くと良いでしょう。

まとめ
以上、ヘリハイクの体験レポートでしたがいかがでしたでしょうか。
今思えばヘリハイク本当に楽しかったですしやって良かったと思いますが、僕が行った時は雨続きでなかなかツアーが決行されなかったので、諦めようかどうか悩みました。
ですが、一生に一度経験できるかどうかも分からない貴重な体験ができて本当に満足しています。
時間に余裕がある方はぜひヘリハイクに挑戦してみてください。
