こんにちは、管理人のヒロキ(@kobatch0820)です。
今回は、十勝のブロッコリー農家で約3ヶ月間働いた感想についてお話します。
2020年7月20日〜10月7日まで、北海道の十勝にあるブロッコリー農家でボラバイトしてきました。
(ボラバイトは、ボランティア+アルバイトを足して2で割った造語。お金をもらうのでほぼアルバイト。)
バイト先は十勝の音更(おとふけ)町という場所にある多田牧場&農園のブロッコリー農家。
ここでの仕事はどんな感じだったのか?
結論をざっくりいうと、とにかく最高でした!!
ここまで仕事が楽しいと思えたのは、NZワーホリ以来だと思います。日本では初めてのことです。
一体、どんな職場なのか。給料・待遇や仕事内容など詳しい情報も交えてお話していきます。
北海道のブロッコリー収穫の仕事に興味ある方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
多田牧場&農園ってどんなところ?

多田牧場&農園は、オーナー夫妻(以下お父さん、お母さん)とその息子(以下お兄さん)が運営している牧場&農園(ブロッコリー農家)です。
僕が約3ヶ月間お世話になった多田牧場&農園はどんな職場だったのかを、Q&A形式でご紹介していきます。
紹介する内容は主に、
- 仕事内容
- 勤務時間や給料
- 職場の雰囲気
- 食事の内容
などが中心です。
多田牧場&農園で働いてみたい方は参考にしてみてください。
※2020年現在の情報です。状況は年々変わる可能性がある点、ご理解ください。
オーナー(お母さん)はどんな人?

多田牧場&農園で一番お世話になるのがお母さんの方。
そのお母さんはどんな人なのか。
ぶっちゃけると、超怖い…厳しい人です(笑)
僕は最初、何度怒られたことか(T_T)
過去に夜逃げした人もいるらしいです(笑)
でも、仕事を一所懸命頑張っていればとても優しい方です。
結構わがままを聞き入れてくれたり、たまに外食連れて行ってくれたと太っ腹な一面もあります。
ボラバイトしにくる人はみな、最終的にお母さんのことを好きになりますし、リピーターになる人も結構います。(僕もまた来年行きたいと思っていますし)
ちなみに、お父さんとお兄さんは優しいです。
特にお兄さんとは一緒に仕事する機会が多いですが、まぁ優しい。怒ったこと見たことないですし。
たまに気の利いたジョークが炸裂する、お茶目な一面もありますw
ってことで、ここでうまくやっていく(お母さんに認められる)ために必要なことは、とにかく仕事を一所懸命頑張ること、これに尽きます(^^)
頑張って!!笑
仕事内容はどんな感じ?

仕事内容はブロッコリーの農作業全般(播種・苗植付け・草取り・収穫)ですが、基本的に収穫がメインになります。
収穫作業には、ブロッコリーを刈り取る係と、刈り取ったブロッコリーを箱詰めしていく係の2種類あります。
(基本的に女性が刈り取り、男性が箱詰めをやります)
(箱詰めは、コンテナ1箱に18個のブロッコリーを上下交互に詰めていきます)
どんな風に収穫するのかは、以下の動画を見てもらった方が早いです。
こんな風に収穫しています。
忙しい日はベルトコンベアがブロッコリーで溢れかえるほどの量になり、刈り取る方も詰める方も大忙し。
特に箱詰めは、詰め終えたブロッコリーのコンテナをパレットに積んでいかなければならないので、結構な肉体労働です。(ストレートに言うと超キツイw)

1パレット50箱ありますが、忙しいときは15分で1パレット一杯になります。(約20秒で1箱いっぱいになる速さ。腕ちぎれるw)
暑い日なんかにこの作業は地獄ですよ^^;
おかげで結構筋肉ついたかも(笑)
あと、刈り取る方はブロッコリーの葉の朝露で足元が結構濡れるのでレインウェア必須(レインウェアはボラバイト先で用意してくれます)。
レインウェアは蒸れやすく、暑い日なんかは汗で蒸れて足元ビショビショ。体力と気持ち悪さとの戦いです(笑)
とはいえ、他のじゃがいもやかぼちゃ、キャベツ、玉ねぎなどの収穫に比べれば比較的楽だと思います。
(今年のボラバイトで途中リタイアした人は一人もいませんでした)
勤務時間・日数は?
勤務時間と日数は以下の通り。
- 勤務時間:7:30〜17:00(実働8時間)
- 日数:週6日(日曜休み)
ただ、8時間働く日はめったにありません。
よほど忙しい日は8時間かそれ以上働くこともありますが、だいたい16時上がり(実働7時間)が多かったです。
暇な日は午前中で終わることもあります。
早めに終わった日は、よく温泉行ったり帯広周辺を観光しに行ったりしていました。
フルタイム入ってガッツリ稼ぎたい人には残念かもしれませんね。
でも、僕みたいにゆるーく仕事したい人には向いていると思います。
雨の日でも仕事はある?

基本的にあります。
よっぽど大雨、暴風の時は休みになることがありますが、小雨程度の雨なら普通に仕事します。
雨の日はレインウェア着て作業することになりますが、それでも結構中まで濡れることがあるので着替えは多めに用意しておいた方がいいです。
給料(時給)・待遇は?

2020年時点での時給は800円でした。
待遇は以下の通り。
- 寮費無料
- 食事付き(休日は食事なし)
- 休憩時のお菓子付き
- 車の貸し出しあり
これだけの待遇があって、時給800円はかなり良い方だと思います。
実際、他のボラバイトだと時給500〜600円とかざらにありますし、時給800円クラスでも食費は自腹(かつ自炊)だったりしますし。
総合的にみると、多田牧場&農園さんの待遇はかなり良かったです。
給料&待遇重視の人には嬉しいかも。
1ヶ月でどれくらい稼げる?

先ほどもいいましたが、日によって勤務時間が変動する&半日で終わる日も多いので思ったほど稼げないかもしれません。
僕の場合は、平均で1ヶ月12〜13万円くらい。
男女でも勤務内容・時間が変わることがあるため、一概にいえません(男性の方が勤務時間長めの傾向)。
2週間(ここの最低勤務期間)だと5〜6万円くらいといったところでしょうか。
ガッツリ稼ぎたい人には不向きかも。
というよりは、仕事しつつ休日・空き時間で北海道観光を楽しみたい!といったゆるい感じを求めている人にはピッタリです(仕事はキツイですよ?w)。
寮はどんな感じ?

寮は男女別で、基本的に男性が母屋の一室を、女性は少し離れた場所(車で5分くらい)にある寮に住むことになります。
基本的に個室ですが、人数が多い場合は相部屋になる可能性があります。(今年は9月の一時期だけ女性が多かったので、女子寮が2人1部屋の相部屋でした)
僕が住んでいた部屋はわりと広く快適でしたが、唯一欠点を挙げるならエアコンがないこと。
今年は北海道でも35度の猛暑日になることが多々あったので、エアコンなかったのはマジでキツかった。
さらに、僕の部屋は網戸も付いていなかったので、窓も気軽に開けられない(夏場はスズメバチがうようよしていたため)ので、部屋は常にサウナ状態。
正直エアコンは欲しかった(笑)
こちらは女子寮のリビング。

キッチン、トイレ、シャワー、洗濯機など生活に必要なものは揃っています。
女子寮は結構快適だったと聞きます(女性ボラバイターの感想)。
ただし、女子寮はwi-fiがないので、wi-fi使いたかったら母屋へ行く必要があります。
携帯の電波も、auとソフトバンクの人は繋がりにくいです。(ドコモはつながる)
食事はどんな感じ?
食事は朝、昼、夜の3食付きです。
朝は基本的にシリアルか食パンなどの簡単な軽食を各自食べる感じ。
昼、夜はお母さんが作ります。(女性もご飯時は母屋で一緒に食べます)
食事内容ですが、僕にとってはかなり豪華だと思います。
例えば、とある日の昼食はこんな感じ↓


こっちは夕食↓


お母さんの作る料理は、本当にどれも美味しい!!
それに美味しいだけでなく、量もハンパないですw
美味しいからついつい全部食べてしまう。
おかげで、結構な肉体労働をしているはずなのに、2kgくらい太りました(笑)
ダイエット中の人には誘惑だらけの過酷な環境かもしれません(笑)
ただし、お母さんが忙しい日は弁当か外食になることもあります。
とはいえ、食費がかからない、自炊しなくていい点はとてもありがたいですね。
職場の雰囲気はどんな感じ?
気になる職場の雰囲気ですが、僕にとってはとても居心地が良かったです。
普段一緒に仕事するメンバーは、オーナー夫妻の息子さん(お兄さん)と地元のパートさん、そして僕らみたいなボラバイター。

お兄さんも地元のパートさんも皆優しいですし、ボラバイターも良い人ばかり。
仕事も丁寧に教えてくれますし、失敗しても励ましてくれます(ただし、お母さんは厳しいですがw)。
会社員を3年で辞めた自称社会不適合者の僕ですら、ここの職場の雰囲気はとても合っていました。
ここなら、何年でも働けそう。
仕事が続けられるかどうかは、仕事内容よりも人間関係の方が重要だと感じましたね。
ボラバイトはどんな人が多い?

今年は大学生(女子大生)が多かったです。
ボラバイトの年齢層は様々ですが、ブロッコリー収穫の時期はだいたい7〜10月と、大学生の夏休みに被ります。
なので、8〜9月あたりになると夏休みを利用して働きにくる大学生(女性)が多いです。
(今年は多い時で6人の大学生が働いていました)
長期の人はフリーターや、海外からくるワーホリさん(主に台湾人)が多いらしいです。
休日の過ごし方は?

休みの日は家で過ごすこともありますが、後半はわりと出かけることが多かったです。
ここでは免許を持っていれば車を貸し出してくれるので、わりと自由に出かけられます。
(免許取って日が浅いと運転させてくれない場合あり)
多田牧場&農園のある十勝周辺には魅力的な観光スポットやカフェ、温泉も多く、北海道観光したい人にとっては最高だと思います。


仕事もプライベートも最高に楽しめる環境だと思いました。
(男性諸君、女子が多いからってワンチャンあるかも!?っていう過度な期待はしないでくださいねw)
ブロッコリー農家で約3ヶ月働いた感想

結論からいうと、最高の3ヶ月間でした!
多田牧場&農園のブロッコリー農家は、僕が日本で唯一仕事が楽しいと思えた場所だと思います。
もちろん、仕事はチョーキツかったですよ?ww
ここで働き始めたばかりのころちょうど繁忙期で、仕事に慣れてないのに死ぬほど忙しくて、しかも30℃近くの猛暑日で…
吐きそう&ぶっ倒れそうになりながら、必死に仕事してました。
「愛知に帰りたい…」
「たけし(ペットのうさぎ)に会いたい…」
そんなことばかり考えていましたww
でも、仕事も慣れれば結構楽しかったですし、何より他のボラバイターと過ごしたプライベートの時間がかけがえのないものになりました。
僕はニュージーランドでのワーホリ含めて、今まで色んな仕事をしてきましたが、ここまで最高だと思ったのはたぶんワーホリのとき以来。
日本国内では初めてだと思います。
時給も待遇もかなり良かったですし、食事も豪華で美味しかったですし、たまに外食(焼き肉、寿司など)に連れて行ってくれたりもしましたし。
(こんなこと言うとお母さんのハードル上げてしまうので、ここだけの話ということでw)
仕事が超ハード&最初だけお母さんが怖い厳しい(笑)を除けば、僕にとってパーフェクトな職場環境でした。
リピーターが多いのも納得です。
僕も来年はリピートしようかな(^^)
仕事(ブロッコリー収穫)への応募方法

最後に、ブロッコリー収穫の仕事に興味を持った方へ、仕事への応募方法をご紹介します。
応募はボラバイトのサイトから行います。
だいたい、6〜7月ごろから求人が出ていると思います。音更町のブロッコリー農家です。
僕が応募した6月時点では、7月20日〜10月末までで募集していました。
最低勤務期間は2週間〜で、3ヶ月以上働くと帰りの交通費(航空券代)が支給されるという条件でした。
(求人欄にはボラバイト先の正式名称が載っておらず、他の農家と間違えてしまう可能性があるので注意を。問い合わせすれば分かりますが。)
応募までの流れはこちらを参考にしてみてください。
流れをざっくりまとめると、
- 会員登録する
- 募集ページの「詳細を問い合わせる」ボタンを押す
- 返信メールの履歴書フォームを記入&送付
- ボラバイト先の連絡先の記載されたメールが届く
- ボラバイト先に電話する(電話面接)
こんな感じです。
僕の場合は、電話面接の時点で採用が決まりました。
(ここだけの話、④のメールが届いたらなるべく早めに電話した方が採用されやすいです)
興味のある方は、随時ボラバイトのサイトをチェックしてみてください。
多田牧場&農園に直接応募することもできます(条件付き)
もう一つ、多田牧場&農園に直接応募する方法もあります。
こちらの方がボラバイトを経由して応募するよりも確実です。(ボラバイトで求人出る前に応募できるので、普通より有利です)
この場合、僕の紹介で応募することになりますが、いくつか条件があります。
というのも、多田牧場&農園さんには僕自身大変お世話になったこともあり、紹介するなら僕が信頼できると思った人を紹介したいからです。
というわけで、ブロッコリー収穫の仕事に興味ある方で、以下の条件に当てはまる方はお問い合わせフォームから連絡ください。
多田牧場&農園さんの連絡先をお伝えします。
- 大学生以上の方
- 体力に自信のある方(特に男性は)
- 勤務期間(最低2週間〜)を全うできる方
- オーナーの指示に従える方
- どんな生活環境にも順応できる方
以上です。
直接応募するときは、「小林宏紀の紹介で応募しました」といえばOKです。あとは、多田牧場&農園さんとやり取りしてください。
ただ、応募はできても採用するかどうかは多田牧場&農園さんが決めることなので、その点ご理解ください。
まとめ
以上、僕が十勝のブロッコリー農家(多田牧場&農園)で約3ヶ月間働いた感想でした。
色々と書きましたが、一言でまとめると多田牧場&農園は最高の職場でした。
僕が日本で唯一仕事が楽しいと思えた職場かもしれません。
仕事は大変でしたが、やりがいと達成感ありましたし、何より仕事仲間(ボラバイター)とのプライベートの時間が最高に充実しました。
機会があればまた来年も行きたいですね。
興味のある方はぜひ応募してみてください(^^)
ではでは〜!