ワーキングホリデー(ワーホリ)へ行くと決めたら、渡航に向けて準備を進めますよね。
でも、何から準備して良いのか分からない、そもそもどのような情報が必要なのかもよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ニュージーランドのワーホリ経験者の僕が、出国前に行った情報収集のノウハウをご紹介します。
これからワーホリの情報収集を行う方は参考にしてみてください。
Contents
ワーホリの準備はどれくらい前から行えば良い?
まず、ワーホリにはどれくらいの準備期間が必要なのか、という前提条件からお話します。
準備期間はおおよそ6ヶ月〜1年くらい。
つまり、1年前くらいから準備は始めておいた方が良いです。
とはいうものの、準備期間で特に時間が必要な項目は以下の2つくらい。
- ワーホリ資金の貯金
- 英語の勉強
お金に余裕がある方や英語力がそこそこある方なら1年もかける必要はありません。
ビザ申請の期間も込みでも3ヶ月前から準備すれば十分間に合います。
もちろん、早ければ早いに越したことははりませんが、あまり早過ぎてもワーホリ熱が冷めてしまうこともありえます。
ある程度のお金があるならば、行きたいと思ったらなるべく早めに行くことをおすすめします。
▼あくまで僕の目安ですが、よければ参考にしてみてください。
https://nz-wa-hori.com/the-period-of-workingholiday-preparation/
情報収集の手段

ワーホリの情報収集で代表的な方法は以下の3つ。
- 留学エージェントに相談する
- インターネットで調べる
- 友達や知り合いのワーホリ経験者から直接聞く
一つずつみていきましょう。
留学エージェントに相談する
ワーホリ行く方のほとんどが、一番最初に使う方法です。
とりあえず留学エージェントへ行けば、必要な情報はひととおりゲットすることができます。
ワーホリがどういうものなのか、1年間の生活の流れはどんな感じなのか、仕事はどうやって探すか・・・
など、聞きたいことは何でも質問しましょう。
エージェントによっては定期的にセミナーを開催していたり、ワーホリ経験者との交流会もあるので積極的に活用すると良いですよ。
ただ、エージェントは語学学校を紹介することで利益を得ているため、やたら語学学校、およびホームステイを推してきます。
最初から行く予定の無い方は、その辺は覚悟しておきましょう。
以下、代表的な留学エージェントを3つ挙げます。
一つのエージェントだけでなく、複数のエージェントに相談しましょう。
エージェントによっては現地の裏情報を知っているところもありますよ。
インターネットで調べる
エージェントに行けばワーホリのおおまかな内容や生活スタイルなどを知ることができます。
しかし、経験者のよりリアルな日常生活や仕事内容を知りたいなら、インターネットの方が役立ちます。
ネット上にはさまざまなワーホリブログや留学体験談がゴロゴロしているので、ググれば手軽に調べることができます。
エージェントが言えないような語学学校のデメリットや、仕事の裏情報など有益な情報は多いです。
▼日本ブログ村の「ワーホリカテゴリー」にはワーホリ経験者のブログがたくさん掲載されています
ただ、中には間違った情報や古い情報も含まれているため、一つのサイトを過信せずいろんなサイトから情報を集めましょう。
友達や知り合いのワーホリ経験者から直接聞く
一番信用できる情報源はやはりあなたの周りの友人、知人なのではないでしょうか。
ワーホリ行く若者は全国でみても少数派ですが、探せば意外といるものです。
まずは、周りの友達や知り合いにワーホリ経験者がいないか聞いてみましょう。
SNSで募ってみるのもアリですよ。
どのような情報が必要か?
続いては、どのような情報を集めれば良いのか、説明していきますね。
ワーホリしたいけど、何から始めて良いのか分からない方は多いはず。
そうなると、どんな情報が必要かさえ分かりませんよね。
これではエージェントに相談しようにも、聞きたいことがイマイチ分からずに終わってしまうかもしれません。
ここでは、ワーホリ前に知っておくべき情報を12個ピックアップしました。
(掘り下げればさらに多くなりますが、今回は代表的なものをチョイス)
留学エージェントに相談する前に確認していってくださいね。
ワーホリできる国・年齢など
まずはワーホリとはどのような制度なのか、ワーホリできる国はどこか、何歳から何歳まで行けるのか。
こうした基本的な情報は知っておきましょう。
ワーキングホリデー(ワーホリ)は簡単にいうと、協定国に1年間滞在でき、滞在中は仕事や留学など自由に過ごすことができる究極のビザです。
(各国によって細かい条件はあります)
年齢は18〜30歳まで。ワーホリ協定国数は2018年現在で20カ国になりました。
協定国の詳しい情報は下記ウェブサイトを参考にしてください(とても分かりやすいですよ)。
外部サイト:https://ryugaku.kuraveil.jp/working-holiday/49/
協定国の中でもワーホリ初心者に人気なのが、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの3カ国です。
まずは自分がどの国に行きたいのか、各国の情報を下調べしておきましょう。
行き先の国の基本情報
行き先の国が決まったら、今度はその国の基本情報を調べます。
知っておきたい基本情報としては、
- 言語
- 気候
- 治安
- 物価
- 食文化
- 人間性
などでしょうか。
他にもあるはずですが、行く国のことは徹底的に調べましょう。
できれば現地へ直接行って見学するのが一番良いんですが、なかなかそうもいきません。
行って後悔しないためにも、「自分に合った国なのか」を徹底的に見極めましょう。
ワーホリで1年間にかかる費用
ワーホリへ行く意思が固まってきたら、いよいよワーホリで必要なお金について考えていきます。
1年間でどれくらいのお金が必要になるのか?
おおまかな目安を知っておくことで、貯金すべき金額も具体的になり、目的意識も高まります。
お金に余裕がある方は別ですが、貯金があまり無いかたはなるべく早めにワーホリ費用の試算をしておきましょう。
▼以下、ぼくがワーホリでかかった費用を紹介しているので参考までに。

語学学校について
ワーホリ初心者で英語力に自信がない方は語学学校に行きたいと思っているはず。
語学学校は値段も授業内容もピンきりですが、決して安いものではありません。
ニュージーランドでも1週間400NZD、3ヶ月間通うなら4,800NZD(約40万円)ととても大きな出費です。
せっかく語学学校に通っても英語が伸びなかった、授業がつまらなかった、など語学学校で失敗している人も多いです。
そうならないためにも、語学学校の下調べは入念に行いましょう。
一番良いのは、渡航後に現地の語学学校を見学して決めるやり方です。
日本の留学エージェントで事前申し込み&振込みしてしまうとキャンセルができない上に、語学学校が自分に合わなかったらお金も時間もムダになります。
日本から申し込むなら、最初は2週間〜1ヶ月程度にしておき、気に入れば延長、合わなければ転校するという方法が合理的です。
住む場所の探し方
ワーホリでは住む場所の探し方も知っておくべきでしょう。
エージェントに任せる場合、語学学校と一緒にホームステイも申し込むかもしれません。
ただ、ホームステイが嫌、というのであれば現地のシェアハウスやバックパッカーズなどを探すことになります。
シェアハウスを探す場合は、現地のシェアハウスの住人募集の掲示板から申し込むことになります。
ニュージーランドの場合は下記の掲示板を利用すると良いでしょう。
3つ目のNZdaisukiは日本人向けの総合サイトで、住まいの掲示板からシェアハウスを見つけることができます。
ほとんどオークランドなど都市部での募集、かつ日本人オーナーのシェアハウスになるので、日本語環境が嫌、という方はニュージーランド版のサイトで探すと良いです。
https://nz-wa-hori.com/nz-apartment-and-rent/
ワーホリ中の仕事の探し方
ワーホリ情報の中でも特に気になる項目でしょう。
仕事は職種にもよりますが、基本的には下記3通りの方法で探します。
- 掲示板で探す
- 直接応募する
- コネで仕事をゲットする
ぼくはシーズナルワークしかやっていないのでアレですが、シーズナルワークは仕事が始まる数ヶ月以上前からアプライ(応募)する必要があります。
レストランやカフェ、飲食店でのアルバイトは直接行って確認する方法が一般的。
ただ、ローカルな店は英語力がないとなかなか雇ってもらえないので、日本食レストランになる場合が多いです。
シーズナルワークは英語力なくてもビザの期間があれば雇ってもらえます。
▼仕事の探し方の詳細は下記記事を参考にしてみてください。
https://nz-wa-hori.com/working-holiday-job-hunting/
▼一番最初にやったキウイフルーツのパッキングについて。個人的にはNZで一番オイシイ仕事。
https://nz-wa-hori.com/kiwifruit-job/
ワーホリで必要な持ち物
ワーホリの出発時期が近づいてきたら、いよいよ持ち物の準備を始めます。
海外で長期生活するわけですから、衣類から日用品までさまざまなものが必要になります。
ただ、日用品など現地で手に入るものは現地で買って、出発時の荷物はできるだけ減らしていった方が絶対良いです。
ぼくは荷物を持って行き過ぎて、途中で半分以上断捨離しましたww
これだけは絶対に持って行ったほうが良いもの、日本で買ったほうが良いものだけを準備しましょう。
▼以下、ワーホリで必要な荷物についてまとめているので参考までに。
https://nz-wa-hori.com/prepare-to-bring/
出国前に必要な手続き
出国前にはさまざまな手続き・申請が必要です。
以下、必要な手続きを挙げます。
- パスポートの発行(持っていない方)
- ワーホリビザの申請
- 税金・保険関係の手続き
- 退職時の手続き
- 携帯電話の解約 or 利用停止
ざっとこんな感じです。
人によってはネット回線の解約だったりアパートの退去だったり、何かと忙しくなります。
パスポートやビザの申請は時間がかかるので少なくとも2ヶ月前までには済ませておきましょう。
▼ワーホリビザの申請方法は以下をご参照ください。
https://nz-wa-hori.com/apply-for-workingholiday-visa/
▼税金・保険関係の手続き詳細はこちら

お金の持って行き方
ワーホリでは現地で仕事をするまでの間のまとまった生活費が必要になります。
ワーホリで仕事をするなら必ず現地の銀行口座を作ることになるので、まとまったお金を送金するなら日本の銀行から直接海外の銀行へ送金する方法がお得です。
少額を複数回に分けて送金したい場合は銀行間送金よりも、クレジットカードやプリペイドカードを利用した方がお得です。
ようは、お金を持っていく方法はさまざまですが、金額によってはお得な送金方法が異なります。
自分がお得だ、と思う方法でお金を持っていきましょう。
▼海外へのお得な送金方法の詳細は下記記事をご覧ください。

ワーホリ前の英語学習方法
英語が不安な方は、日本にいる間にある程度英語を予習しておきましょう。
特に語学学校へ行く方は、事前に予習しておくだけで留学のスタートラインが大きく変わってきます。
理由は関連記事でも述べていますが、語学学校へ行くなら最初からレベルの高いクラスに入りましょう。
おそらく、留学エージェントの方も同じようなことを言うのではないでしょうか。
▼たった3ヶ月で英語が話せるようになったワーホリの女性も言っていたことなので、間違いありません。
https://nz-wa-hori.com/master-english-before-study-abroad/
現地到着後すぐの手続き
ワーホリで仕事をする方は現地に到着したらなるべく早めに下記の手続きを行う必要があります。
- 銀行口座の開設
- 税金番号の申請(ニュージーランドではIRDナンバー)
エージェントを通して留学している方は、現地エージェントのサポートを受けられるはず。
日本人オーナーのシェアハウスなら、オーナーによっては手続きに付き添ってくれることもあります。
一人で申請するのが心配な方は英語ができる人についてきてもらうと安心です。
助っ人がだれもいなければ、自力でがんばりましょう。
ニュージーランドの場合、まず銀行口座を開設してからIRDナンバーを取得します。
IRDナンバー取得の際には、開設した銀行口座の残高証明が必要になりますので、口座開設後に発行してもらいましょう。
▼ニュージーランドで銀行口座を開設する方法は下記記事を参照。
https://nz-wa-hori.com/open-bankaccount/
▼ニュージーランドでIRDナンバーを申請する方法は下記記事を参照。

車の購入について
オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどのファーム大国では車があると非常に便利です。
仕事も見つけやすいので車の購入を検討する方も多いかもしれません。
車の購入方法は国によりそれぞれですが、ニュージーランドの場合は大きく分けて3通りあります。
- 直接売買
- オークション
- ディーラー
それぞれにメリット・デメリットがありますが、ワーホリする人のほとんどは一番安い直接売買で購入します。
ただ、ぼくも一度直接売買で失敗しているので、怪しい車をちゃんと見極める予備知識は持っておきましょう。
▼参考までに、ぼくの失敗談を載せておきます(笑)

さいごに
以上、ワーホリ前に知っておくべき情報をひととおりご紹介しました。
今までぼくが挙げた情報は留学エージェントに行けばより詳しく教えてくれるので、聞きたいことはリストアップして積極的に聞きましょう。
基本的に相談だけなら無料でできるエージェントがほとんどなので、活用しない手はありません。
セミナーや交流会にも積極的に行ってみると良いですよ。