こんにちは。小林です。
ニュージーランドで旅行中や仕事中に怪我をしてしまった!そんな事になったら大変ですよね。擦り傷等の怪我なら自然治癒で何とかなりますが、骨折や目の怪我などの想定外の怪我をしてしまったら病院へ行かなければなりません。治療費もいくらかかるのか心配ですよね。
そんな時にとても素晴らしい制度がニュージーランドにはあります。今回はその便利な制度をご紹介します。もし万が一怪我をしてしまったら、ぜひその制度を利用しましょう。
怪我の治療費がタダって本当?
結論から言いますと、怪我に関しては全て無料です。ニュージーランド国内で起きた事故に対する怪我なら全て国が補償してくれます。
ではどういう場合の事故かというと、例えば
- スポーツ中の事故
- 車での事故
- 仕事中の事故
- 火事
- 人とのトラブル(相手側に絡まれた時)
など、幅広い事故で補償対象になります。
では、この治療費をどこが補償するのか。それはACCというニュージーランドの公社です。
ACCとは?
ACC(The Accident Compensation Corporation)とは国民の給料や税金などの財源を元にした国レベルの保険制度で、怪我をした時の治療費や、事故で障害を負った場合の生活補償までしてくれます。
補償を受けられる対象は?旅行者も対象になる?
ACCの補償を受けられる対象はどうでしょうか。ACCのホームページには以下の様に記載されています。
Eligibility for injury cover for everyone in New Zealand
Everyone in New Zealand is eligible for comprehensive injury cover:
- no matter what you’re doing or where you are when you’re injured, eg driving, playing sport, at home, at work
- no matter how the injury happened, even if you did something yourself to contribute to it
- no matter what age you are or whether you’re working – you might be retired, a child, on a benefit or studying.
AACサイトから引用:https://www.acc.co.nz/making-a-claim/am-i-covered/index.htm
つまり、国籍やビザに関わらず、ニュージーランドにいる人なら誰でも対象になります。ですので、ワーキングホリデービザで来ている人や学生ビザの人、もちろん旅行者もその対象です。ただし、個々の怪我の状況によっては補償が効かないケースもあるみたいですので、そこは医療機関と相談しましょう。
病気の治療費は?
結論から言うと、病気の治療費は補償されません。あくまで外傷を負った場合に限られますのでご注意下さい。
手続き方法は?
では実際に怪我をしてしまったらどのように手続きすれば良いのでしょうか。
怪我をしたらまずは最寄りの病院に行きましょう。そして、窓口の人に簡単に事情を説明して、ACCを利用したい旨を伝えると以下のACCの用紙を渡されます。用紙には自分の個人情報や事故が起きたときの状況、怪我の具合などを事細かに記入していきます。僕は実際に仕事で目を負傷してしまったので、この制度を利用して治療費を無料にしてもらいました。
噂ではありますが、中には申請したのにワーキングホリデーだからだめと言われてることもあるそうですが、そんな事はありませんので注意しましょう。
まとめ
以上、ニュージーランドの保険制度の概要とその利用方法についてご紹介しました。ニュージーランドでスポーツ等のアクティビティを計画されている方もいるでしょう。でももし万が一怪我をしてしまった時には、ACCの保険制度が利用できることを覚えておきましょう。