どうも、ニュージーランドの金髪美少女に憧れて玉砕した小林ですww
さて、今回はニュージーランドの移住について取り上げようと思います。
ひとまず海外移住をする前って物価や治安、言語など様々な要素についてじっくり考えますよね。
住むなら安全で住みやすい環境が一番だと思うので。
今回取り上げるニュージーランドですが、実は最近移住先ランキングでも上位に入るほど人気がある国なのです。
僕もワーホリしている時は「いつかニュージーランドに移住したい!」と思っていましたから。
でも、ニュージーランドへ移住を考えているのであれば、その前にその国で生活するメリット・デメリットを知っておく必用があると思うんです。
いざ移住してみたものの、やっぱり自分には合わなかったなんて事になりかねないので。
そこで、今回はニュージーランドで移住するメリットとデメリットを取り上げていきます。
ニュージーランドへ移住をお考えの方の参考になれば幸いです。
まずはニュージーランドの特徴をざっくりと

まずは、ニュージーランドがどういう国かをざっくり箇条書きにしてみました。
- 面積は日本の4分の3
- 人口470万人(2016年)
- 公用語は英語とマオリ語
- 羊の楽園
- 美しい自然が多い
- 四季がある(季節は日本と逆)
- カラッとして過ごしやすい気候
- 紫外線量が日本の約7倍
- 物価が意外と高い(日本と同じくらい)
- 治安は比較的良い(ただし、盗難などの軽犯罪は多い)
- フレンドリーで優しい人が多い
- 車の走行車線は左側(日本と同じ)
- 原子力発電が無い(約80%は自然エネルギー)
ざっとこんな感じでしょうか。
このことから分かるように、ニュージーランドって日本人にとって意外と住みやすい国なんです。
治安は割りと良いですし、気候も安定していて物価も日本と同じくらい。それに、道路事情も日本とほぼ同じなのですぐに馴染むことができるでしょう。
まぁ、今挙げたリストの中にメリットやデメリットが含まれていると言っても過言ではありませんが、それぞれもう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。
ニュージーランドへ移住するメリット

まずはニュージーランドに住むメリットから見ていきましょう。
僕が1年3ヶ月間住んでみて感じた事を踏まえているため、多少主観的な意見が含まれていますがご了承を。
- 人口密度が少ない
- 世界的に見て治安が結構良い
- 夏でもカラッと快適で過ごしやすい
- 仕事の残業が少ない、もしくは無い
- 給料水準が高い
- フレンドリーで優しい人が多い
- 原子力発電が無い(約80%は自然エネルギー)
以上、僕が感じたメリットを挙げてみましたが、僕がこの中で断トツメリットに感じるのが人口密度が少ないこと。
日本には現在、約1億3千万人住んでいると言われていますが、ニュージーランドに至っては面積は4分の3なのに人口がたった400万人ですよ!?
人口密度は日本のおよそ25分の1と驚異的な少なさ。それに、ニュージーランドの人口のほとんどは都市部に集中しているため、地方都市は更に少なくなるでしょう。
このことが僕にとって何のメリットになるかというと、混雑が少ないこと。
日本って週末になるとどこもかしこも人だらけで、道路は混むし飯屋は混むし、何かとストレスを感じる事が多くないですか。
僕は基本的にこうした混雑が大キライ。人ゴミが嫌いという事もありますが、何より待たされる事がストレスなんですね。
そんなストレス社会で生きてきた僕にとって、ニュージーランドの混雑の少なさは感動的でした。
具体的に言うと、週末に行楽地に行ったとしても混雑具合は日本の平日並みと言ったところ。
もちろん、オークランドなどの都市部やクイーンズタウンなどの人気観光地は別ですが、日本のようにどこ行っても混むということがほとんど無かったのでめちゃくちゃストレスフリーでした。
それに、道路の渋滞も都市部以外ではめったに起きません。車をよく運転する人にとっては最高の環境だと思います。
あともう一つ、夏でもカラッとして過ごしやすいというメリット。
日本の夏って蒸し暑くてエアコンないと死んじゃいます(笑)が、ニュージーランドの夏って30度を越える日が珍しく空気も乾燥していてとても快適なんです。エアコンなんていりません。てか、そもそもほとんどの家庭にエアコンが付いていませんww
生活環境は日々のストレスに大きく関わってくるので、こうした環境がパーフェクトなニュージーランドには当時、心底移住したいなと思っていました。

また、ニュージーランドに移住している日本人の中には、原子力発電所が無いから移住したという家族もいました。
その家族は3.11の被災地付近に住んでいましたが、原発事故後に子供の健康状態が悪化したため移住を決意したといいます。
もし僕も同じような境遇だったら、自分はともかく大切な家族だけは何としてでも守りたいので、原発の無いニュージーランドに移住していたかもしれませんね。
それに、ニュージーランドは自然エネルギー率(再生可能エネルギー)が何と80%!水力、地熱、風力で国土の電力を賄っているというのです(日本の場合、全体の約8%と少ない)。今後、2025年までには全体の90%を再生可能エネルギーに置き換えるとも発表しています。
当然、その分電気代が高つきますがどちらが安心して暮らせるかは一目瞭然ですね。
ニュージーランドへ移住するデメリット

続いてはニュージーランドに移住するデメリットをご紹介していきます。
- 夏でも朝晩の気温差がありすぎる(朝は冬並みに冷える事がよくある)
- 紫外線対策が大変(日本の7倍なので)
- 店が早く閉まる
- 行楽地や娯楽施設が少ない
- 物価が想像以上に高い
- 時間にルーズ
- 料理があまり美味しくない
- 盗難・空き巣などの軽犯罪が多い
デメリットも色々と挙がりましたが、この中で僕にとって致命的なデメリットが2つあります。
1つ目は行楽地や娯楽施設が少ないこと。
いやいや〜、そんな事ないでしょ!ニュージーランドには自然を活かしたアクティビティが豊富にあるではないか!という意見も聞こえてきそうです。
確かにその通りです。ニュージーランドにはニュージーランドでしか味わえないアクティビティや観光地など、探せば楽しめる場所がいくらでもあります。
ですが、逆にニュージーランドには屋内で楽しめる施設が日本より圧倒的に少ないんです。
それはつまり、雨が降ったら遊びに行くところが無いということです(←ちょっと言い過ぎかもですが)。
例えばショッピングセンターや映画館、ゲーセン、温泉、博物館など。日本にいれば、雨の日でもどこかしら遊びに行く事ができますよね。
「もし雨が降ったら◯◯行こう!」という選択肢がある日本に対して、ニュージーランドはそうもいかないです。オークランドやウェリントンなどの都市部は別ですが、地方都市なんかは本当に何もないですから(←失礼ww)
せっかくの休日、遊びに行く気満々だったのに雨が降ったら全てパーです。家でゴロゴロするくらいしかやることがありません。(まぁ、インドア引きこもりんの僕は天気とか関係ありませんがww)
そして2つ目が料理があまり美味しくないということ。
ニュージーランドに行ってみると分かるんですが、まずニュージーランド料理といえる料理が少ないです。
例えば、ニュージーランド名物と言えばフィッシュ&チップスやミンスパイ、ラム肉、マッスル(ムール貝のNZ版)がありますが、本当にそれくらいしかありません。
それに、料理のレパートリーも少な過ぎ。各地域ごとのご当地グルメ的なものもなく、ニュージーランドのどこに行っても似たり寄ったりのメニュー。
ニュージーランドにあるレストランの料理メニューはほとんど海外から取り入れられたものばかりで、その国オリジナル料理といえるものがほとんど無い事にはショックでした。
しかも、更に残念な事にニュージーランド料理はあまり美味しいとは思わないこと。
僕、ワーホリ始めて間もない頃はフィッシュ&チップスもミンスパイも美味しいなと感じていたんですが、すぐに飽きましたね。味付けがシンプル過ぎて正直料理と言えるレベルじゃないww
もちろん、自炊すればニュージーランドの食材で色んなレパートリーを試せますが、面倒くさがりな僕には無理ww
それに、やっぱり日本は食材の種類が豊富です。ニュージーランドに滞在中、何度日本食の事を想ったことか…ww

ワーホリする前はニュージーランドに住みたいと思っていましたが、これらの理由で僕は移住を断念しました(最初から移住する気無かったですがww)。
あとは、店が早く閉まる不便さや物価が想像以上に高いというデメリットもあります。

特に近年、ニュージーランドへ移住する外国人(特に中国人)が増えているため、地価や物価が上がり続けているんだそう。
あとは、治安が良いと言われていますが意外と軽犯罪は多いという実態。車上荒らしも非常に多く、実際に被害に遭ったワーホリ友達も何人かいます。
世界的に見たら治安の良さは最高レベルのニュージーランドですが、総合的にみたら断トツで日本の方が治安良い、というのが僕が住んでみて思ったことです。

ニュージーランド移住に向いていると思う人

以上、メリットとデメリットをご紹介しましたが、最後にニュージーランド移住に向いていると思う人を僕なりに5つ挙げてみます。
- 自然が好きな方
- 日本の人混みから解放されたい方
- 行楽地・娯楽施設が少なくても平気な方
- 料理にあまりこだわりが無い方
- 英語に抵抗がない方
まぁ、「人混みから解放されたい」は完全に僕の希望なのであれですが(笑)、大雑把に言うとニュージーランドの不便さを受け入れる事ができる方なら8割型向いていると思います。
ぶっちゃけ、ニュージーランドって日本と比べると不便だらけです。店閉まるの早いし電化製品の種類少ないしネット遅いし日本にあるような食材は少ないし…挙げればキリがありません。
しかし、逆に言うと日本が便利過ぎて、それに慣れてしまっているが故にニュージーランドが不便と感じてしまいます。
でも実際はそんなことないですよ。必要最低限の物はほぼ全て揃っていますし、普通に生活する上では何の不自由もありません。逆に生活がシンプルになり、余計な物欲や悩み事が減ります。
そう考えると、ニュージーランドって意外と魅力的な国なんです。まぁ、僕は料理がネックだったので日本を譲れませんでしたがww
あと、忘れてはならないのが英語です。ニュージーランド旅行する、ワーホリや留学へ行くというのであればまだ英語が出来なくても何とかなりますが、こと移住となると英語は必須になります。
そりゃ、移住となると仕事や役所手続きはもちろん英語ですし、子供がいる方は保育園や学校行事、ご近所付き合いでも英語でコミュニケーションしなければなりません。
英語ができないと何事も始まらないのです(僕が言える立場じゃありませんがww)。
もちろん、英語ができないのであれば勉強すれば良いんですが、英語に抵抗があるとなかなか話せるようにはならない。ので、まずは英語に対するメンタルブロックを外すところから始めると良いでしょう。
以上、ニュージーランド移住に向いていると思う人を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
移住前の参考になれば幸いですが、結局の所は人それぞれだと思うんですね。向いている・向いていない問わず、心から「ニュージーランドに住みたい!」という強い気持ちがあるのであれば、僕は積極的に後押ししますよ。