これからニュージーランドへ行くのであれば気になるのがインターネット事情。
ホテルの予約から目的地へのナビゲーション、フラット探し、仕事探しに至るまで、今はほとんどがインターネットで完結する時代となりました。
そのため、旅行者はもちろん、ワーホリや留学で長期滞在する方にとってもインターネットは今や欠かせないツールの一つとなっていますよね。
そんなライフラインとも言えるインターネットですが、海外へ行くと
どこで、どのように使えるのか?回線速度はどうなのか?
などと不安に思う方も多いでしょう。
そこで、今回はニュージーランドのインターネットやWi-Fi事情について、僕がワーホリしてみて感じた事を述べていきたいと思います。
※この情報は執筆当時(2017年)のものです。現在は状況が変わっているかもしれません。予めご了承ください。
ニュージーランドでインターネットを使う方法

まずはニュージーランドでどのようにインターネットが使えるのかご紹介していきます。
利用する方法は以下の通り。
- 日本の携帯(スマホ)を海外ローミングして使う
- 日本の海外用モバイルWi-Fiを使う
- ニュージーランドのプリペイドSIMカードを購入して使う
- ニュージーランドのモバイルWi-Fiを購入して使う
- 家庭用Wi-Fi、もしくは公共の無料Wi-Fiを利用する
日本の携帯を海外でローミングする方法は手っ取り早くて楽な反面、料金がバカ高いのであまりお勧めはできません。
日本のモバイルWi-Fiであれば1日定額料金で利用でき、さらに複数の端末とシェア出来るメリットがあります。

海外WiFiレンタルで有名どころといえばGLOBAL WiFiでしょうか。
世界200カ国以上で使えて年間利用者数は100万人以上と、海外ポケットWiFiの最大手です。
ただし、モバイルWi-Fiは電池の持ちを気にしなければならないというデメリットも。
一番お金のかからない方法は街中の無料Wi-Fiのみを使うことですが、時間と場所、速度、容量の制限があります。
いざという時の連絡手段が無い事も大きなデメリットでしょう。
色々踏まえてぼくがおすすめする方法としては、現地でSIMカードを購入し、ネットはなるべく無料Wi-Fiを使うという方法です。
これなら、いざという時の連絡手段もあるので安心です。
ただし、ニュージーランドでSIMカードを購入して使うのであればSIMフリーの携帯(スマホ)が必用になるので注意しましょう。

NZのネット環境は日本と比べてどうなのか

続いては、日本と比較したニュージーランドのネット環境(主に家庭用、宿泊施設用Wi-Fi)について述べていきます。
まず、結論から言いますとニュージーランドのネット環境は日本よりも悪いです。
ではどういう点が日本に劣るのかというと、
- 通信速度
- 安定性
この2点に尽きます。
まず、通信速度ですがビックリするほど遅いです。
日本とどれくらい速度が違うか分かりやすく言うと、新幹線と鈍行列車なみの違いですww
酷いとGoogleを立ち上げるだけで10秒以上かかることもあります。
Youtubeなどの動画なんか、読み込みが追いつかないので再生がちっとも進みません。
僕の経験した中で一番遅かったのが、タウポで泊まったあるバックパッカーズの有料Wi-Fi。
24時間で5ドルくらいかかる有料Wi-Fiであるのにも関わらず、あまりにネットが遅過ぎてGoogleすら立ち上がらない程。
もちろん、家庭や宿泊施設によっては速度の早いWi-Fiを入れているところもあり、こうした場所ならストレスなく利用できます(それでも新幹線こだま並み)。
ただ、全体的にみてネットの回線速度は日本より断然遅いです。(日本が速すぎるだけかもしれませんが)
続いてはネット回線の安定性ですが、これもビックリするほど不安定です。
回線が途切れるのは日常茶飯事、酷い時はWi-Fiモデムを再起動しないと繋がらないというレベルです。
ちょっとしたネットサーフィン中に回線が切れるならまだ良いとして、一番困るのはネットで手続きしている時に回線が途切れること。
例えば、何かのビザの申請中だったり、タックスリターンの最中だったり、支払い手続き中だったり。こんな時にネットが切れたらシャレにならないですよね。
とは言っても、仕方のない事なので受け入れるしかありません。
携帯回線ならまだ安定しているので、重要な手続きはスマホを使って行うか、スマホ経由のテザリングを利用する事をお勧めします。
ニュージーランドに行くと、日本のネット環境のありがたみが身に染みて分かりますよww
ニュージーランドのフリーWi-Fi事情

ニュージーランドのネット環境はあまり良くないという話をしましたが、それでは公共のフリー(無料)Wi-Fi事情はどうなんでしょうか。
ありがたいことに、ニュージーランドにはフリーで使えるWi-Fi回線が結構多いです。
主要な街に行けばレストランや喫茶店だけでなく、i-site(インフォメーションセンター)や図書館、更には公園や公衆トイレなど街のありとあらゆる場所で繋がります。
フリーWi-Fiが使える時間は大体30分〜2時間程度で、容量も100MB〜2GBと様々。中には1日中無制限で使える場所もあります(i-siteなど)。
日本ではセキュリティ上、こうしたフリーWi-Fi回線が少ないのが現状で、あったとしてもキャリア専用Wi-Fi(au、ソフトバンクなど)だったり、何かのサービスのオプションだったりします。
日本に行ったことのある海外ワーホリ友達でも、日本のフリーWi-Fiの少なさに不便を感じたと言います。
そう考えれば、ニュージーランドのフリーWi-Fi環境はかなり整備されていると言えるでしょう。
旅行者にとっても、ワーホリメーカーにとってもニュージーランドのフリーWi-Fiの普及は非常にありがたいですね。
ただし、速度はあまり期待しない方が良いですよ(笑)
まとめ
以上、ニュージーランドのネット環境、フリーWi-Fi事情について述べてきました。
正直、速度や安定性などネット環境は良くありませんが、だからと言って不便という訳でもありません。
ワーホリや留学などで長期滞在しているとそのうち慣れます(笑)
そして帰国して日本のネット環境の素晴らしさに感動します(笑)それはさておき、ニュージーランドでもよほどのど田舎に行かない限りは普通にネットが使えるので心配する事はないでしょう。