ニュージーランドへこれからワーキングホリデーや旅行をする方は、渡航前にお金をいくらかNZドル紙幣に両替する事になると思います。
もちろん既にニュージーランドに行った方であればNZドルの紙幣がどういうデザインなのかご存知でしょう。でも、実はNZドルの紙幣には驚くべき秘密が隠されているとのことですが、皆さんご存知でしたでしょうか。
僕はニュージーランドに渡航して3ヶ月は全くその秘密に気付きませんでした。しかし、3ヶ月が過ぎたある日、僕のワーホリ友達がNZのお札は◯◯しても大丈夫だという事を発見しました。最初はうそでしょ!?と疑いましたが、やってみたら本当に大丈夫だったんです。
実はこの事に多くの旅行者やワーホリメーカーが気付いていないと言うのです。では、一体何をしても大丈夫というのでしょうか。
今回、クイズも交えながらご紹介していきます。
NZドルの紙幣と硬貨ってどんなデザイン?
これからニュージーランドへ行こうとお考えの方に、参考にご紹介します。
こちらが、ニュージーランドの最新の紙幣。2015年に紙幣のデザインを一新したとの事です。

ニュージーランドの紙幣は5ドル札から100ドル札までの5種類ありますが、最も使用頻度が高いのが5、10、20ドル札です。特に20ドル札は頻繁に手にすることになるでしょう。
というのも、ATMで現金を引き出すと、嫌という程20ドル札が出てくるからです。例えば100ドル引き出したくても、全て20ドル札で出てきます。この仕様やめてもらいたいですね(笑)
因みに、今までのデザインの紙幣がこちら。

お気付きかもしれませんが、紙幣に印刷されている人物は変更されていないことが分かります。人物とベースの色は同じで、それ以外の全体のデザインが大きく変更された印象です。
どちらかと言えば、▲の今までの紙幣の方がまだ主流ですが、2017年現在は徐々に新札が出回ってきています。
※写真はNZのこちらのサイトから引用しました。
因みに、NZの硬貨のデザインはこんな感じです▼

こちらも5種類ありますね。NZはカード社会なので硬貨を使う機会はあまりありませんが、1ドルと2ドルコインはランドリーや駐車場の料金支払いマシン等でよく使います。
◯◯しても大丈夫の◯◯とは?
では気になるNZのお札の秘密ですが、一体何をしても大丈夫なのでしょうか。◯◯に当てはまる項目をクイズ形式で紹介していきたいと思います。以下の4つの中に正解がありますので、考えてみましょう。
- 火を付ける
- 水をかける
- 引っ張る
- 食べる
さて、一体どれだと思いますか?
正解は….4
なわけありません。すいません、無理矢理考えましたw
本当の正解は2.水をかけても大丈夫 です。3は半分正解で半分不正解です。ちょっと引っ張っただけでは破れませんが、物凄い力で引っ張れば破れる恐れがあるからです。
水をかけても大丈夫ってこと、知っていましたか?これはかなり嬉しい機能ですね。お金をポケットに入れたまま洗濯に出してしまう事がよくあると思いますが(←僕の事ですw)、そんな事があってもお札は無事なんです。
では、そんなNZの紙幣は一体どんな素材でできているのでしょうか?
NZの紙幣は何でできている?
水に濡れても大丈夫なニュージーランドの紙幣は一体何で出来ているのでしょうか。
実はNZの紙幣はポリマーと呼ばれる合成樹脂で作られているのです。いわゆるプラスチック製です。

▲こちらは実物の20ドル札ですが、全体的に光沢があることが分かります。ポリマー紙幣は1988年にオーストラリアの銀行で開発されて発行されたのを歯切りに、現在世界で約20カ国で同様の紙幣が発行されているそうです。
NZ紙幣のメリットとデメリットは?
NZ紙幣でも採用されているポリマー紙幣のメリットとデメリットをご紹介します。
【メリット】
- リサイクルがしやすい
- 偽造がしにくい
- 防水である
- 耐久性がある
ポリマー紙幣はリサイクルがしやすく、その再利用効率が非常に良いとされています。また、偽造のリスクがある紙幣ですが、プラスチック製の紙幣は偽造が非常に難しいため、そのリスクも回避できます。
そして先程紹介しました防水であることと、プラスチック製であるため寿命が長いこと。紙の紙幣に比べると何と2倍も長持ちするそうです。とてもエコで環境に優しいですね。
【デメリット】
- コストがかかる
ポリマー紙幣のデメリットとして唯一挙げられるのがコストが掛かること。紙の紙幣に比べて印刷が難しいのでその分コストが掛かるのは納得です。
しかし、紙の紙幣に比べて2倍も長持ちする事から、長い目で見るとポリマー紙幣の方がコストが掛からないのではないかと考えられます。
個人的には日本でもポリマー紙幣を採用して欲しいところですが、どうなんでしょうね。お札の素材を変えてしまうと、世の中のお金にまつわる機械(自販機、券売機など)の仕組みを大幅に変更しなければならなくなるので、当分は無いかと思われます。
が、将来的にはポリマー紙幣が採用される事を期待しています。