海外旅行へ行くなら旅の思い出として写真をたくさん撮りたいですよね。
美しい街並み、美味しい料理、海外の人びと・・・
写真を撮ったらあとで見返したり、FacebookやInstagramでシェアしたりするのは旅行後の楽しみかもしれませんね。
でも、実際問題カメラを海外に持っていくかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。
行き先やプランによってはカメラが必要なかったり、逆に荷物になってしまう可能性だってあります。
果たして海外旅行でカメラは持って行く必要があるのか?
もし、持って行くならどんなカメラが良いのか?
今回はそんな話題でご紹介していきます。
Contents
海外旅行でカメラは必要?持っていくメリット・デメリットは?

海外旅行でカメラは必要かどうか。
一般的にカメラを持って行くメリットとデメリットを挙げてみます。
カメラを持っていくメリット
- スマホでは表現できない臨場感のある写真が撮れる
- 夜景がキレイに撮れる
- 自然なぼかしを表現できる
- 旅行の楽しさが倍増する
カメラを持って行く最大のメリットは、スマホでは表現できないような表現ができることでしょう。
例えば、一眼レフの望遠レンズを使えば遠近を活かしたダイナミックな風景画が撮れますし、センサーの大きさを活かしてキレイな夜景も撮影することができます。
これらの表現はスマホでは難しいといわれています。
また、カメラで写真を撮ること自体を楽しみたい人も多いでしょう。
良いカメラがあると「次は何を撮ろうかな〜♪」ってワクワクしながら観光地めぐりができるので、人によっては楽しさが倍増するんじゃないでしょうか。
カメラを持っていくデメリット
- カメラによっては重いし嵩張る
- 盗難のリスクがある
カメラを持って行くデメリットの代表は荷物になること。
特に一眼レフを持っていく場合、人によっては替えのレンズや三脚、予備バッテリーなど、荷物の量がかなりのボリュームになってしまします。
また、盗難のリスクがあるのもデメリット。
高価なカメラほど狙われやすいので、終始気を張っていないといけません。
日本ではあまり考えなくてよいことまで気を回さなきゃいけないのが大変かもしれません。
【結論】海外旅行では基本的にスマホで十分

もしあなたが特別写真へのこだわりがなければ、海外旅行へカメラを持っていく必要はありません。
カメラはスマートフォンのカメラがあれば十分間に合うでしょう。
最近は、iPhoneをはじめAndroidのスマホでもますます高画質化が進み、一眼レフと遜色ないレベルまできています。
ぶっちゃけ、一眼レフはちゃんと使いこなせないと持っている意味はあまりありません(笑)
「一眼レフ持っていればプロ並みの写真が撮れるぞ〜♪」
とワクワクして買ってみたものの、使い方がよくわからずに結局一眼レフの良さを引き出せなかったという方も多いと聞きます。
逆に、今はスマホでもアプリの機能を組み合わせればプロ並みの写真を撮ることが可能です。
キレイな写真を手軽に撮るならばスマホで十分です。
ただ、カメラが趣味の方や、スマホでは表現できない写真を撮りたい方は専用のカメラがあると良いかもしれません。
カメラがあれば楽しさ倍増!目的別のおすすめカメラをご紹介
ここでは海外旅行での目的別のおすすめカメラをご紹介します。
各おすすめカメラで実際に撮影した写真例も一緒にご紹介しますね。
もし、「こういった写真が撮りたい!」というのがありましたら、ぜひ購入、持参を検討してみてください。
よりキレイ・臨場感のある写真を撮るならミラーレス一眼
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 レンズキット シルバー E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 PRO LK SLV
よりキレイで臨場感のあるダイナミックな写真、ぼかしの聞いた写真を撮るなら一眼レフが適しています。
ただ、センサーがフルサイズの一眼レフは筐体が大きく、重量もあるので持ち運びが大変です。
そこで、一眼レフに近い性能を持ち、一眼レフよりもコンパクトなミラーレス一眼レフがおすすめです。
ミラーレスでもいろんなメーカー・機種がありますが、個人的にはオリンパスのミラーレス一眼がおすすめ。
オリンパスのミラーレス一眼にはPENシリーズとOM-Dシリーズがありますが、すごいのが初心者でもカンタンにプロのような写真が撮れる性能が備わっているのです。(僕はOM-DシリーズのEM-5 MarkⅡを使っていました)
因みに、以下の写真は僕が「OM-D EM-5 MarkⅡ」を使ってニュージーランドで撮影した写真です。
僕もカメラ初心者なのですが、カメラ内蔵のある設定にしておいただけで、ワンタッチでこのようにキレイな写真を撮ることができました。
レンズを変えることで、さらに撮影できるシーンの幅が広がります。
単焦点レンズで撮影すればより明るくて奥行き感のあるボケを表現できますし、超広角レンズで撮影すればよりダイナミックな風景写真や星空を撮ることだってできます。
レンズ交換で撮影の幅が広がる&楽しめるのがミラーレス一眼レフの魅力でもあります。
さらに、OM-Dシリーズはミラーレス一眼の中でも珍しい防塵・防滴性能があり、アウトドアのシーンでもバリバリ使うことができますよ。
お値段はかなり高めですが、オリンパスのミラーレス一眼は使っていて楽しいカメラなので、カメラをいじり倒したい方にはおすすめの機種です。
オリンパスといえばもともとは医療機器メーカー。世界で初めて胃カメラの開発に成功し、今では内視鏡のカテゴリーで世界一のシェアを誇っています。
この内視鏡の技術を応用して、デジカメやミラーレス一眼レフが開発されました。
コンパクトにプロ並みの写真を撮るなら高級コンデジ
ミラーレス一眼のようなキレイな写真を撮りたい、でもやっぱり持ち運ぶのが面倒・・・
そんな方におすすめなのはコンパクトで、かつミラーレス一眼に近い性能をもつデジカメ「高級コンデジ」がおすすめです。
今の高級コンデジは本当に一眼レフじゃないか!?ってくらい高性能で、プロっぽい写真を手軽に撮影できるのが魅力です。
高級コンデジの中でもひときわおすすめの機種はソニーのサイバーショット「RX100 M3」です。
RX100 M3は263gというコンパクトなボディでありながら、1型のセンサーを搭載しF値は1.8。
かなり明るいレンズで、一眼レフのようなボケもカンタンに表現できます。
もちろん、夜景にも強く、使いこなせば星空撮影も可能です。
僕はミラーレス一眼の重さ、レンズの付け替えが嫌になり、最近こちらの機種に買い替えしましたが・・・
もう写真撮るのが楽しくてしょうがない!カメラ性能の素晴らしさに笑いが止まりませんでした(笑)
こちら、実際に屋久島旅行で撮った写真集です↓
屋久島名物のトビウオの唐揚げ。
近距離で撮影してもちゃんとピントが合ってくれて、奥行き感のあるボケが表現できていますね。
デフォルトの設定でこれだけ美味しそうに撮れるのでビックリです。
いかがでしたか。
僕はソニーの高級コンデジに買い替えてからは、こちらをメインで使うようになりました。
特に料理の写真は美味しそうに撮れるので、グルメレポで使うのには最適でしょう。
お値段は・・・
ぶっちゃけ高い!
高いけど、一眼レフ並の写真を手軽に撮りたい方には価値のあるおすすめカメラなので、ぜひ。
海や山など激しいアクティビティをするならGoPro
カメラと言えば一眼やデジカメが主流ですが、最近は新しいスタイルのカメラも人気です。
その新スタイルのカメラの一つが「GoPro」というアクションカメラです。
どんなカメラかはGoProのプロモーション動画を見ていただければ分かるかと思います。
いかがでしたか。
見ただけで欲しくなってしまうのは、おそらく僕だけではないはず(笑)
GoProの特徴をかんたんにまとめると、
- 超コンパクトなアクションカメラ
- 超広角レンズ
- 防水
なので、スポーツのような激しいシーンの撮影だけでなく、日常のあらゆる場面でも使えるカメラなんですね。
特にGoProは超広角レンズなので、集合写真を撮る時なんかにはとても重宝します。
世界一急な坂道、ダニーデンの「Baldwin Street」でも広角レンズを活かした臨場感のある撮影ができました。
広角レンズだとこのようなダイナミックな写真撮影もできます。
コンパクトなので持ち運びが楽、さらに防水なので雨など気にしなくて良いのがGoProの魅力です。
ただ、GoProのデメリットはズームができないのと電池の持ちが悪いこと。
動画撮影なんかしているとものの1時間ですぐ電池切れになりますww
予備バッテリーは必須ですね。
- アウトドアな方
- 集合写真を良く撮る方
- 自撮りが好きな方
- とにかく手軽に持ち運びしたい方
にはおすすめのカメラです。
僕がワーホリ中にGoProで撮った写真、動画などは下記記事で紹介していますのでぜひ。
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写真にとことん面白さを追求するなら360°カメラ
カメラの中でも最近ひときわ注目されているのが360度カメラ(天球カメラ)です。
360度カメラは2つの超広角レンズを組み合わせることで全てのアングルから撮影することができるカメラ。
この360度カメラ、撮影の仕方によって色んな表現ができて面白いですよ。
例えば、ローアングルから撮るとこんな風に撮れます。
空の天球と周りの景色、そして家族が見事に調和して、良い絵になっていますね。
お花畑の中で撮影すると・・・
天球をお花畑が囲む、美しい絵が表現できます。見事ですね。
さらに、夜に360度カメラを使うと・・・
まるでプラネタリウムにいるような美しい星空写真ですね。
ニュージーランドで星空で有名なテカポで撮影したらもっとすごい星空写真が撮れるのではないでしょうか。
GoProにはない魅力が、360度カメラにはあります。
360度カメラはコンパクトで持ち運びも楽なので、面白い写真、インスタ映えする写真を撮ってみたい方にはおすすめです。
ヤバイ、本当欲しくなってきたww
海外でカメラを持ち運ぶ際の注意点

これまでの流れを読んで、海外旅行にカメラを持っていきたくなった方もいるかもしれませんね。
でも、海外ですから当然何かしらのリスクはあります。
ここでは、海外旅行でカメラを持って行く時に注意すべきことをご紹介します。
持ち込み(入国審査)
カメラは基本的に海外に持ち込むことができますが、持ち込む上で注意点が2つあります。
まず1つ目は荷物の重量制限に気をつけること。
航空会社にもよりますが、だいたいどこでも預け荷物が23〜30kg、機内持ち込みが7kgまでです。
持っていくカメラにもよりますが、一眼レフや替えのレンズを持っていく方はそれだけで相当な重量になるはず。
海外の場合、少しでも重量をオーバーしてしまうと数千円、最悪1万円以上かかることもあります。
一眼レフなど重いカメラを持っていく際は重量には気をつけましょう。
2つ目は、なるべく機内持ち込みにすること。
海外でも行き先によっては空港内(荷物を預けた後)で盗難に遭う可能性もあります。
実際に、預けたスーツケース内の貴重品が全て盗られていた、なんて事例もあります。
カメラなどの貴重品は特に狙われやすいので、なるべく機内持ち込みにして肌身離さないようにしましょう。
現地での盗難
海外旅行で最も注意すべきなのが盗難です。
特に日本のカメラは海外で希少価値が高いため、狙われやすい傾向にあります。
治安が良いと言われているニュージーランドでも盗難率は非常に高く、特にカメラや財布など盗まれたという話はよく聞きます。
海外ではカメラは肌身離さず持つか、基本的にはあまり出さないようにした方が良いかもしれません。
また、写真を撮ってもらう時も気安く現地の人にお願いするのは避けましょう。
「写真撮りましょうか?」
と言われてカメラを渡したら、そのまま持ち逃げされる可能性もあります。
海外で写真撮影するなら自撮りスタイルが無難です。
故障
もう一つ気をつけたいのがカメラの故障です。
よくあるのが、
- 落としてしまった
- 水に濡らしてしまった(防水カメラでない場合)
などです。
海外旅行では周りの景色に見とれてテンションが上がるためか、手元が疎かになりがちです。
手元が疎かだともちろん盗難にも遭いやすいですし、ふとした瞬間に滑って落としてしまいます。
(僕も一眼レフを落としてレンズ&液晶が割れた経験があります泣)
カメラが壊れたら、せっかくの楽しい海外旅行も気分で台無しになってしまいます。
それを避けるためにも、カメラの扱いにも気を配りたいところです。
もし万が一、カメラが盗まれてしまったら・・・
どんなに気をつけていても、ほんのちょっとしたスキで盗まれてしまう、なんてこともありえます。
たくさんの思い出が詰まったカメラを盗まれたら、悲しいですし悔しいですよね。
もしカメラを盗まれてしまったら、どうしたらいい・・・?
そんな時はすぐに警察に連絡しましょう。
カメラを盗んだ犯人はすぐに転売して現金化してしまう可能性があるので、早ければ早い方が取り戻せる確率も上がります。
ただ、海外でモノを盗まれたらほとんどの確率で返ってきません。
ニュージーランドの場合は盗難があまりにも多いので警察も対処しきれず、8割型は返ってこないといいます。
もう、こうなったら諦めるしかないのか・・・
確かに、盗られたカメラに関しては諦めるしかないかもしれません。
しかし、もし盗難補償付きの海外旅行保険に入っていれば、盗られたカメラ分の金額を補償してくれます。
万が一カメラが盗まれても、それ相当のお金は補償されるので、カメラを持っていく方は必ず盗難補償を付けましょう。
今では、無料で盗難補償がついてくるクレジットカードもあるので、わざわざ海外旅行保険に入らなくてもクレカ付属の保険を使うという手もあります。

まとめ
以上、海外旅行でのカメラの必要性についてまとめると、
- 海外旅行で普通に写真を撮るならスマホのカメラで十分
- 人によってはカメラがあると楽しさが倍増する
- GoProや360度カメラがあれば旅行先などで盛り上がる
- 盗難、不注意による落下には十分気をつける
です。
海外旅行でカメラを持っていくか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。