ワーキングホリデーを始める時って色んな手続きしなければならないので大変ですよね。銀行口座開設だったりIRDの取得だったり。
そして、ワーホリする方にとって欠かせないのが連絡手段となる携帯番号の取得。
今後、仕事のアプライやアコモデーションの確保、友達とのやり取り等、連絡手段として必用不可欠になります。
そうなると、携帯電話会社と契約しなきゃいけないの?なんて思うかもしれません。
そこで契約せずとも手軽に使えるプリペイドSIMカードが便利です。
プリペイド型SIMカードなら必用な分だけトップアップ(課金)して使えるので、短期旅行者や留学者、ワーホリメーカーにはとても便利なSIMカードです。
ニュージーランドには通信業者が4社ありますが、今回は各社の料金・サービス・電波の良さなどを徹底的に比較し、その中から最もお勧めできる会社をご紹介していきます。
Contents
まず始めに
SIMフリーの携帯・スマートフォンを準備しよう
まず、ニュージーランドに渡航する前にSIMフリーの携帯・もしくはスマートフォンを購入しておきましょう。
僕個人的にお勧めなのはSIMフリーのiPhoneです。以下、iPhoneにするメリットを3つ挙げておきます。
- 世界共通なのでどこの国でも使える(一部国・地域を除く←詳しくは知りませんw)
- 故障しても現地で対応してもらえる(部品も世界共通なので)
- 写真の共有が簡単にできる(AirDropで)
スマートフォンによっては「国によってSIMカードが使えない」「電波の方式が違う」など面倒くさい事になりかねません。
しかし、iPhoneは世界共通なのでどこの国に行っても使えるというメリットがあります。
また、故障した時にも現地で対応してもらえるのがiPhoneの強み。
僕のワーホリ友達(女性)は仕事中にiPhoneを一部水没させてしまい、画面がほぼ反応しなくなってしまいましたが、現地の修理業者に頼んだらものの1時間未満で直してくれたそうです。
料金も50ドル前後と、新しく買うよりも断然安く済んだのです。
そして、3つめの写真の共有ですが、これまた意外とよく使いました。AirDropはBluetoothを使って、端末間でデータを瞬時に送受信できる機能の事。
日本人以外にもiPhoneを持っているワーホリメーカーは多く、彼らと遊びに行った時に撮った写真・ムービーを共有する際、iPhone付属のAirDropを使えばオフラインでデータの送受信がスムーズに出来るので非常に便利なのです。
僕自身もiPhoneを持って行って大正解でしたが、iPhoneの唯一のデメリットといえば高いことですよね。
特にSIMフリーは割引が利かないので新品で10万円近くもします。
そんな方はAndroidのSIMフリースマートフォンでも大丈夫です。価格も2万円代〜と格安で購入できますし、最近の機種はiPhoneに引けを取らないほどの性能を持っています。
また、最近だとsimカードが2枚同時に使えるデュアルsimフリースマートフォンも出ており便利です。
一時帰国、もしくは一時的にオーストラリアなど海外旅行へ行かれる方はsimカードの保管がラクなのでおすすめです。

また、よりコストを抑えたい方は現地で格安の携帯端末を買うこともできます。
The Warehouseのホームセンターや家電量販店などに行くとSIMカードと携帯端末のセットで50ドル未満で売っていますよ(通話やデータ付きで)。

ただし、日本語キーボードが無いのとカメラ、電池の持ち、アプリなど総合的に使い勝手は良くないので、そこは値段相応と割り切りましょう。
プリペイドSIMカードの入手方法について
プリペイドSIMカードはホームセンターやスーパーマーケット、文房具店、各通信業者の支店などで購入できます。
オークランド国際空港だと、空港内に Vodafone と Spark のショップがあるので、こちらでSIMカードを購入することもできます。
プリペイドSIMカードの相場は5ドル(約400円)で、購入後にアクティベートしたらトップアップ(課金)していくというしくみになります。
トップアップはホームセンターやスーパーマーケット等でVoucher(バウチャー)を購入して有効化するか、オンライン(クレジットカード払い)で行うかのどちらかになります。

ニュージーランドの主なキャリア4社の特徴
①Vodafone

Vodafoneは日本でも馴染みが深いので知っている方は多いかもしれませんね。
日本ではもうあまり見ませんが、ニュージーランドでは全契約数の約半数を占める程メジャーな会社なのです。
カバーエリアも広く、通話や通信速度も安定していることから人気の高い通信業者として選ばれています。
そしてVodafoneのプリペイドプランの画期的なところは、データ容量や通話時間、テキストメッセージの回数の組み合わせを自分で決めれること。

上のプランはどの通信業者でもある標準的な組み合わせですが、
正直1ヶ月に150分も電話しないしテキストもそんなに使わん。
データ容量の方が必用なんじゃ〜!
って方は同じ価格で以下の様に組み合わせる事もできますよ▼

通話は50分でも十分ですし、テキストも50通あれば何とかなります。
(使うとしたらアコモデーションの申込み、車の売買くらい)
それに今の時代、友達との連絡手段のほとんどはLINEやFacebookのメッセンジャーで何とかなりますしね。
②Spark

引用:spark.co.nz
Spark もニュージーランド大手通信業者の1つで、カバーエリアも広いのが特徴。
そして、Spark の最大の特徴は街中で Spark のフリーWifi が使えること▼

上の Spark の電話ボックス周辺で利用でき、1日1GBも利用することができます。1日1GBですよ!?
このフリーWi-Fiスポットもニュージーランド国内の主要都市・地方の町にはほぼ必ずと言って良いほど設置してあります。
え!?こんな所にも!?っていうど田舎にも設置してあったりしました。
設置ヶ所についてはSparkのフリーWi-Fiスポットのマップをご覧下さい。
そして、料金プランは以下の通り。
プラン | データ容量 | 通話時間 | テキスト | 価格 | その他サービス |
---|---|---|---|---|---|
Value Pack $9 | なし | 30分 | 200通 | $9 | なし |
Value Pack $19 | 500MB | 100分 | 無制限 | $19 | ・SparkフリーWi-Fiスポット |
Music Pack $19 | 500MB | 50分 | 500通 | $19 | ・SparkフリーWi-Fiスポット ・Spotify(音楽配信サービス) |
Value Pack $29 | 1GB | 200分 | 無制限 | $29 | ・SparkフリーWi-Fiスポット ・Spotify(音楽配信サービス) |
プランは固定型で、データ通信・フリーWi-Fiスポットが使えるのは共に19ドル以上のプランからなので、組み合わせ自由なVodafoneに比べると見劣りしてしまうかもしれません。
ただ、頻繁に街に出かけてこのフリーWi-Fiスポットを活用したい方にとっては非常に魅力的なキャリアである事は間違いないでしょう。
③2degrees

2degreesは日本で言うとソフトバンク的な立ち位置のキャリア。料金プランは3つありますが、ネットが使えるのは19ドルの1つのみ。

今までご紹介してきた中では同価格帯でデータ容量も多く、最もコスパが良さそうなキャリアです。
また、データ容量も必用に応じて追加する事ができます。

ただし、2degreesのデメリットは電波状況があまり良くないこと。
主要都市部は繋がりますが、田舎に行くと弱いんだそうです。
シーズナルワークやファームの仕事をする方には向いていないかもしれませんね。
④Skinny Mobile

引用:skinny.co.nz
Skinny Moblie は近年登場した格安SIMの通信業者で、上記3社のキャリアとは異なり Spark の通信回線を利用して営業している仮想移動体通信事業者(MVNO)です。
Spark 既存の通信回線を利用するため、格安で安定したSpark 回線を利用することができるメリットがあります。
月額プランは4つあり、用途に合わせて選べます。

プランを見ても分かりますが、Skinny の最大の特徴はその価格の安さ。一番安いプランは9ドルで、他と同じデータ容量・通話時間・テキスト回数で比較した場合でも圧倒的に安いのです。
また、データ容量増量キャンペーンも頻繁に行われるので、非常にコスパは良いです。
そして、月額プランの他に Weekly Combo(週額プラン)があるのも特徴。

ワーホリだけでなく、短期旅行や留学に行く方にもお勧めの通信業者です。
MVNOなので他の大手3社に比べて通信速度が多少遅いかもしれませんが、僕が使った感じだとそこまでストレスは感じませんでした。
むしろ、ニュージーランドのWi-Fiの遅さに慣れれば、携帯回線の速度の優劣なんてどうでも良くなりますww
どこがお勧め?
各プリペイドSIMカードの最安プラン比較
以上、各通信業者の特徴をご紹介しましたが、選ぶとしたらどこの会社のSIMカードが良いのでしょうか。分かりやすくするために、各業者の最安プランを比較してみました。
SIMキャリア | プラン名 | データ容量 | 通話 | テキスト | 価格 | 電波 | その他サービス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
①Vodafone | Pre Pay Plan $11 | 100MB | 50分 | 50通 | $11 | ◎ | |
②Spark | Value Pack $19 | 500MB | 100分 | 無制限 | $19 | ◯ | ・SparkフリーWi-Fiスポット |
③2degrees | Carryover Combo $19 | 500MB | 100分 | 無制限 | $19 | △ | ・同キャリア間の通話料無料 |
④Skinny | Starter Combo $9 | 100MB | 30分 | 無制限 | $9 | ◯ | ・同キャリア間の通話料無料 |
最安値でいくと Skinny が圧倒的ですが、データ容量が 100MB しかないのはちょっと心許ないですね。100MBなんて一瞬なのでw
では、各料金プランの同価格帯で比較した場合もみていきましょう。
キャリア | プラン名 | データ | 通話 | テキスト | 価格 | 電波 | その他サービス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
①Vodafone | Pre Pay Plan $19 | 750MB | 150分 | 無制限 | $19 | ◎ | |
②Spark | Value Pack $19 | 500MB | 100分 | 無制限 | $19 | ◯ | ・SparkフリーWi-Fiスポット |
③2degrees | Carryover Combo $19 | 1GB | 150分 | 無制限 | $19 | △ | ・同キャリア間の通話料無料 |
④Skinny | Big Value Combo $16 | 750MB | 150分 | 無制限 | $16 | ◯ | ・同キャリア間の通話料無料 |
データ容量でみると 2degrees に軍配が上がりそうですが、通話時間×テキスト回数×価格でみたら断然 Skinny が良いですね。電波もSpark回線だから安定しているので、4つの中なら Skinny が一番お勧めと言えるでしょう。
ただし、各会社ともそれぞれ特色があり、一概に価格だけでは比較できないのも事実。自分のニーズに最も合うと思われるSIMカードを選びましょう。
以上、4つの通信業者の特徴から料金プランをご紹介しましたが、これらは2017年6月現在の情報で、時期によって価格が変動する場合があるので詳しくは各ウェブページをご確認下さい。
僕が使っていたSIMカード
因みに、僕がワーホリ中に使っていたSIMカードは Skinny。選んだ決め手はやはり価格の安さ。
ニュージーランドに来て始めての頃はそんなに携帯も使わないだろうし、とりあえず番号だけでも取っておきたいということで、最安プランのある Skinny を選びました。
そんなSkinny のSIMカードは入手方法がちょっと複雑で、基本的に空港には売ってない(←たぶん)はず。僕が買ったのはThe Warehouse という赤い建物のホームセンターです。
もしくは大手スーパーの Pack’n Save、Countdown 等にも売っていると思うので、ニュージーランドに到着したら探してみてください。
Skinny の設定方法などについては以下の記事を参考にしてみて下さい。

まとめ
以上、参考になりましたでしょうか。これからワーホリや長期留学に行く方はぜひ参考にしてみて下さい。
また、短期留学や旅行で行く方はモバイルWi-Fiでも十分だと思いますが、やはり現地でSIMカードを買った方が安いので、1週間前後ニュージーランドに行く方はSkinnyのSIMカードがお勧めですよ。
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