ニュージーランドでワーホリ、留学、旅行している方の中には帰国前に荷物を日本に送っておきたい方もいるでしょう。
空港でお預かり荷物の重量制限ギリギリまで詰めて持って帰った方が安いには安いのですが、その分移動が大変で身動きが取りづらいのが難点。
お土産も沢山買って帰りたい・・・
そんな時、事前にある程度日本に荷物を送っておけば身動きも取りやすいし、お土産も沢山買えますよね。
そこで今回はニュージーランドから日本に荷物を送る方法や注意点を具体的にまとめてみました。
荷物を事前に送っておきたい方は参考にしてみて下さい。
Contents
ニュージーランドから日本に荷物を送る方法

ニュージーランドから日本に荷物を送る方法で最もポピュラーで便利なのは郵便局からの国際郵便。
料金も安く、配送日数もあまりかからないので郵送方法としてはこれが一番最適です。
使わなくなった衣類、教科書などを先に送っておきたい。
沢山買ったお土産を先にまとめて別送したい。
という方は郵便局を利用しない手はありません。
ぼくもいらない荷物を送るためにこの国際郵便を利用しました。
もちろん、他にも送る方法はありますが、郵便局が最も簡単で料金も手頃なのでお勧め。
以下、郵便局で荷物を送る手順について詳しく説明していきますね。
NZの郵便局から荷物を送る手順その1 〜送り状・ダンボール等の入手方法〜
まず、荷物を送るために必用な書類・道具を準備しましょう。必用なものは以下の4つ。
- 送り状
- ダンボールなどの容器
- ガムテープ
- 緩衝材(割れ物がある場合)
スーツケースでまとめて送るという方は送り状のみで大丈夫です。送り状は郵便局で無料で入手できます。

これがその送り状▼

場所にもよりますが、だいたい受付窓口の周辺に置いてあることが多いです。
もし置いてなかったら窓口の人に聞けば貰えるはずです。
他には、有料にはなりますが荷物を送る用の封筒からダンボールまで入手可能です。

入手できるダンボールにはサイズが色々あり、郵便局で入手できる最大のサイズが500×410×29.5(mm)の「Size5」。
見た目以上に結構デカイので、多量の荷物を送るのには適しています。

Size4でも10kg近くは詰め込めますよ。

これら郵便局で入手できるダンボールはサイズが分かっているので料金が計算しやすいのがメリット。
また、市販のダンボールよりも結構頑丈です。
ただ、値段が高いのがネック。
よっぽどデリケートな物を送る以外であれば市販のダンボールの方がかなり安く済みます。
(郵便局のダンボールの値段はよく覚えていませんが、5〜10ドル前後はしたと思います)
市販のものであれば、例えばSize4のダンボールはWarehouse Stationaryで3〜4ドル程度で購入できます。
NZの郵便局から荷物を送る手順その2 〜送り状の書き方〜
続いては送り状の書き方について。
送り状に書く内容をまとめると、
- 届け先の住所と名前
- 送り主の住所と名前
- 荷物のカテゴリー(チェック欄)
- 荷物の内容物、個数とおおよその価格
- サイン
の以上5つです。

送り先の住所を書く場合、日本の住所を英語変換しなければなりません。
その際に便利なのが住所の英語変換サイト「JuDress」。
送り先の郵便番号と番地を入力するだけで英語表記の住所を表示してくれます。
荷物のカテゴリーは、今回一番ふさわしいのは「Gift」。
つい「Returned Goods」を選んでしまいがちですが、これは買った商品の返品という意味。
後から日本の税関に突っ込まれないためにも、「Gift」にしておくのが無難です。
荷物の内容物と価格については、あまり厳密に書く必用はありません。
後ほどご紹介する、検疫で引っかかりそうなもの以外であれば大まかな記入で結構です。
ただ、記入欄が4行しかないので、足りない場合は別の小さな緑の紙に記入しましょう。
写真下の中央にある緑の紙です。

内容物の英語表記については基本的に伝わればOKですが、合っているか不安という方は日本郵便のサイトの内容品の英語訳を参考にしてみると良いでしょう。
NZの郵便局から荷物を送る手順その3 〜荷物のお預け方法〜

荷物も詰め終わり、送り状も書いたらいよいよ荷物を郵便局に出しにいきます。
その前にまず持ち物の確認。
当日必用なのは以下の3つ。
- 送り状
- 荷物
- お金(もしくはEftposカード)
準備ができたら受付に行きます。

前に並んでいるお姉さんが綺麗だったのでイヤラシイ目線を送るぼく、ってのは冗談ですww
さて、受付にて荷物を送りたい旨を伝え、荷物と送り状を渡します。

後ほど説明しますが、配送オプションの種類を聞かれると思うので自分の好みの種類を選択します。
ちなみにぼくは到着日数も1週間前後で一番安い「International Air」を選択しました。
その後、料金を支払って受付は完了です。
複雑な手続き、やり取りは一切なく簡単です。
かかる日数と料金の目安は?
お届け日数・料金は荷物の重量、サイズによって異なります。
詳しくはNZ郵便局の料金計算ページで調べられます。
重量・サイズ・送り先国・荷物の価値(おおよその価格)を入力するとお届け日数と料金が計算されます。
事前にシミュレーションしてみると良いでしょう。
郵送方法は3種類ありますが、ぼくは最も安価な「International Air」で送りました。
最上級グレードは「International Express Courier」で、こちらはお届け日数が最短1〜5日と早いがその分料金も高く、お値段は「International Air」の2倍以上。
よほど急ぎでなければ、「International Air」 で送るのがベターです。
お届け日数は3〜10営業日となっていますが、ぼくの場合は4〜5日ほどで届きました。

ダンボールの大きさ(市販)はおおよそSize4に該当し、重量は6.5〜7.0kgで合計金額は126ドル。
7kg近くで約1万円と、国際郵便の中では安い方です。
同じ条件で日本からニュージーランドでEMS(国際スピード郵便)で送る場合、2,000円ほど割高になるのでその安さが分かるかと思います。
日本に荷物を送る際の注意点

日本に持ち込みが規制されている食品・物品に注意
日本に荷物を送る上で一番注意したいのが、その物が日本に持ち込めるかどうか。
物によっては検疫で没収されてしまう事もあるので、もしお土産を送ろうと考えているのであれば注意が必用です。
では、どういうものが日本に持ち込めない、もしくは制限されているかというと、
- 肉製品(ビーフジャーキー、ソーセージ、ハムなど)
- 卵
- 生乳
- 乳製品(チーズなど、2017年11月より)
- 果物
- 植物の種、土のついた花など
- 動物の毛、革(衣類など完成品は対象外)
どこの国でもそうですが、基本的に肉製品は持ち込む事ができません。
ビーフジャーキーは加工食品だから良いんじゃない!?って思いますよね。
実はビーフジャーキーに関しては輸出国政府機関が発行する日本向け検査証明書が表記されているもののみ、持ち込みが可能だそうです。
詳しくは動物検疫所のページ(ビーフジャーキーの輸入制限に関して)をご覧下さい。
また、これまで持ち込みができていたチーズも、2017年11月より検疫の対象となり持ち込みが制限されます。
ニュージーランドは美味しいチーズが多い国なのでお土産としてぜひ持ち帰りたいものですよね。
それが規制対象となってしまうのはチーズ好きのぼくとしても残念。
詳しくは動物検疫所のページ(乳製品の輸出入に関して)をご確認下さい。
言うまでもないことですが、薬物や猟銃、爆発物は持ち込めません。
あともう一つ注意したいのが、現金やクレジットカードを郵送することはできません。
必ず手持ちで持ち帰りましょう。
荷物の種類・金額によっては関税がかかる
日本に持ち込みが可能なものでも、ものによっては関税がかかるものもあります。
例えば代表的なものにワインがあります。
ニュージーランドを代表するお土産の一つですが、免税の範囲で持ち込める本数(1本750ml相当)は1人当たり3本まで。
それを超えて持ち込む場合は、入国時に関税を支払う必用があります。
他にもタバコなどがその対象となっています。
詳しくは税関のホームページ(海外旅行者の免税の範囲)をご確認下さい。
壊れやすい物は厳重に梱包しておこう
最後に、壊れやすいものは厳重に梱包しておきましょう。
特に瓶やガラス細工など割れ物を郵送する場合は要注意。
国際郵便では、例え割れ物であっても丁寧に扱ってくれる保証はありません。
大切な中身が割れて悲しい思いをしないためにも、厳重過ぎるくらいに梱包しておきましょう。
緩衝材は郵便局や Warehouse Stationary で入手可能です。
また、ワインを郵送で送る場合は、ワイン専用のBOXに入れて送る事をお勧めします。
郵便局等で入手可能で、お値段は5ドルとちょっと高めですが、抜群の安定感なので安心して郵送できます。
以上、日本に荷物を送る際の参考になれば幸いです。
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