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ヴィンヤードの仕事は想像以上にキツい!?約3か月働いて感じたこと

ニュージーランドは世界有数のワインの産地で、国内の至る所にヴィンヤード(ワイン用のぶどう畑)があります。特に北島ではネイピア、南島ではブレナム・ネルソン周辺に多く、年間を通して求人が多いのが特徴。

仕事の種類も豊富で、特に冬場は人手が足りないくらいの求人が出ているため、仕事を見つけるのは非常に簡単だと言われています。

僕は冬場にワインの産地、ブレナムのヴィンヤードで3ヶ月程ストリッピング(剪定後の枝の引き抜き作業)の仕事をしました。しかし、想像以上のハードワークに体は痛むは心は痛むはで何度辞めようと思ったことか。

ではヴィンヤードの仕事はどれくらいキツい仕事なのか。僕の3ヶ月の実体験も踏まえて書いていきます。

ヴィンヤードの仕事の種類と特徴

まず初めに、ヴィンヤードの仕事の種類の紹介です。ヴィンヤードは1年を通して何かしらの仕事があるため、特に仕事のない冬場はヴィンヤードに行けば割りとすんなり仕事をゲットできるでしょう。給料もコントラクト(歩合制)である事が多く、慣れてくれば最低時給以上稼ぐことができます。

その半面、キツい仕事が多いので時期やタイミングを間違えるとハズれくじを引きかねません。そうならないためにもヴィンヤードで仕事を探す前に、事前にどういう仕事かその特徴を知っておく必用があります。

そこで僕が知っている限りのヴィンヤードの仕事の種類と特徴をご紹介します。

 

プルーニング(枝選定)

プルーニングは枝の剪定の事で、必用のない枝をプルーナーでカットしていく作業になります。プルーニングを行う事で養分を効率良く利用させぶどうの成長を促します。

プルーニングは次期シーズンの収穫を左右する程非常に重要な作業と言われており、どの枝を残すべきか素人が判断するのは難しいので、この作業は基本的に熟練者のみが行います。

 

カッティング

カッティングは次の工程のストリッピング(枝の引き抜き作業)をしやすくするために、決められた箇所の枝をプルーナーで切り落とす作業です。

切り落とす場所が決められているため、初心者でもこの仕事をすることができます。僕もストリッピングをするまでの2週間カッティングをしていました。

慣れてくれば割と楽で稼げますが、大きなプルーナーで両腕を使いながらカットし続けるため腕や上半身が痛くなります。また、定期的にプルーナーの刃を交換する必用があり、刃の購入費用(約30ドル)も自腹なので割に合わない場合もあります。

 

ストリッピング

ストリッピングは、枝をカッティング後にワイヤーに掛かっている要らない枝を全て引き抜く作業です。こんなに沢山あった枝が…

こんな風になります。木1本あたりかなりの数の枝を引き抜かなければなりません。

実際の作業の様子をビデオに撮りましたのでご覧ください。

この動画からも想像できますが、ストリッピングはヴィンヤードの仕事の中では一番キツい仕事と言われています。体全体を使って枝を引き抜く必用があるため、かなり力が必用。特に腰を頻繁に使うので、腰痛持ちの方は止めておいたほうが良いです。

力仕事なので基本的には男性向きの仕事ですが、女性でもやっている人はいました。

 

ラッピング

ラッピングは枝を綺麗に引き抜いた後、残った枝をワイヤーに括り付ける作業のことです。ラッピングはあまり体力を使わないので女性でもできますが、早く作業をこなすには技術がいるので、最初の1週間は研修形式で訓練する場合が多いです。

慣れるまで時間の掛かるラッピングですが、慣れればかなり稼げる仕事だと思います。

 

ワイヤー下げ

ワイヤー下げはラッピングの後に一番上と二番目のワイヤーを真下まで下げる作業のこと。

ストリッピングの後に1週間だけこの仕事をやりましたが、ワイヤー下げも割とキツい部類に入ると思います。こんな風にワイヤーを下げるので…

というのは冗談です(笑)作業自体は他のものに比べて割と楽ですが、僕がキツいと思ったのがひたすら歩き続けなければならないこと。

長いと1レーン200メートル以上もあり、それを1日20往復する日もあるので歩き疲れます。冬場ですが、日中は日差しが強くけっこう暑いので汗が止まりませんでした。

 

ワイヤー上げ

夏に入る前になるといよいよ葉と茎が生え、ぶどうの実も実り始めてきます。ワイヤー上げは、ぶどうの木の成長に合わせてワイヤーを上げていく作業のこと。

ワイヤー下げに比べて楽ですが、これもひたすら歩き続けるので結構疲れます。また、僕の時はワイヤーを引っ掛けるクリップが割れていたり曲がっていたりして、引っ掛けるのにかなり苦労したのを覚えています。

 

バッドラッピング

バッドラッピングはぶどうの木の根元に生えた余分な茎を取り除く作業の事。このようにボサボサの状態から…

このようにすっきりした状態に仕上げます。どのように取り除くのかと言いますと…

このように手でゴシゴシしながら取り除きます。これが結構しんどいです。

手でゴシゴシする度に腰を曲げなければならないので腰痛持ちには過酷すぎる作業です。腰痛持ちでない僕も腰を少し痛めました。

 

間引き

ゴシゴシの作業と同時期にやるのが間引き作業。ぶどうの木の真ん中辺りを…

このように間引く作業です。この作業は腰をかがめる必用がなく、ただひたすら真ん中をむしっていくだけなのでかなり楽な作業です。

 

ピッキング(収穫)

ピッキングは文字通り、ぶどうのピッキング作業の事。ぶどうの房をハサミで切り落としていく作業で、ヴィンヤードの中では一番楽しい仕事だと思われます。

僕はこの仕事は経験していませんが、経験者曰くかなり楽で楽しい仕事だそうです。お腹空いたらぶどうをつまみ食いできるのも良いところ。(本当はダメだと思いますが、皆普通に食べているそうです)

 

ヴィンヤードの仕事(冬)をお勧めしない理由

ヴィンヤードの仕事は1年を通してありますが、冬のヴィンヤードワークはあまりお勧めできません。以下、僕の経験上からお勧めできない理由をご紹介します。

 

想像以上にキツい!

ヴィンヤードの仕事は想像以上に体力がいります。特にストリッピングは想像を遥かに超えるキツさ。というのも枝を抜く度に腰を酷使するので、作業が終わる頃には腰を初め全身が痛みます。

腰痛持ちや腰に違和感を感じ初めている人は腰痛になるリスクもあります。

僕が働いていたヴィンヤードでも腰を傷めてやむなく日本に帰国するハメになった人もいるので、腰に不安がある方は止めておいたほうが良いでしょう。

 

稼げない

キツい仕事だからきっと稼げるだろう、そう思っていました。しかし、これも想像以上に稼げないのが現実。

給料はコントラクトの場合木1本辺りの単価×こなした本数で支払われます。ヴィンヤードによって木1本辺りの単価は異なりますが、ストリッピングの場合平均1本辺り20セントが目安。2016年時点での最低時給が15.25ドルだったので、最低時給を稼ぐためには少なくとも1時間に77本以上の木をこなす必用がありました。

しかし、ストリッピングだと1分で1本こなすのがやっと。最初の方は時給にして8ドルくらいしか稼げませんでした。しかも、僕が働いていた会社は最低時給保証が無かったので、働いた分しか貰えませんでした。2ヶ月経ってようやく最低時給を超えるようになりましたが、それ以前に体が持たない可能性もあるので全然割に合わない仕事だと思います。

 

朝は激寒、昼間は激暑

冬の外仕事なので朝がとにかく寒いです。特に南島のブレナムの朝は氷点下まで冷え込みます。仕事は基本的に早朝からスタートするので、寒さが大嫌いな僕にとっては地獄でした。

また、晴れの日は昼頃になると一気に暑くなります。ニュージーランドの日差しの強さは日本の約7倍。基本的にヴィンヤードは日陰がないので、昼間は暑さとの戦いになります。

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ヴィンヤードの仕事をするなら夏がお勧め

冬のヴィンヤードの仕事について色々と書きましたが、経験としてヴィンヤードの仕事をしてみたい方もいるかと思います。それであれば、やはり夏がお勧めです。特にピッキングはお勧めです。

他のフルーツピッキングをやっているので分かりますが、ピッキングの一番オイシイところはとれたてのフルーツを食べられること。オーチャードによって禁止されているところもありますが、それでも皆普通に隠れて食べています(笑)

2017年度のピッキングシーズンは3月中旬〜4月初旬まで。その年の天候によって左右されますが、基本的には3月中旬がピッキング開始の目安と言われています。

 

まとめ

ヴィンヤードの仕事の種類や特徴をそれぞれご紹介しましたが、仕事によってかなりの労力差がある事がお分かり頂けたと思います。ニュージーランドではここ数年ワインの生産量が増えてきており、それに伴いヴィンヤードの求人も増えているので仕事を得るのは難しくないでしょう。しかし、ヴィンヤードの仕事で体を壊してしまっては元も子もないので、仕事選びは慎重にしましょう。

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