ワーホリから帰国してかれこれ1年2ヶ月。
早いもので、ニュージーランドで過ごした期間と同じだけの時間が過ぎていました。
このブログもワーホリ中に立ち上げ、マイペースに更新しながらもうすぐ丸2年。
ところで、ブログを書いていてふとワーホリについて思うことがあります。
そもそも、ぼくはなぜワーホリを始めたんだろう。
そして、ワーホリの良さってなんだろう。
今回はぼくのワーホリ時代の振り返りも踏まえてお話していこうと思います。
Contents
そもそもワーホリの目的って何?

人生の一大決心ともいえるワーキングホリデー。
みなさんはどんな目的でワーホリを始めましたか?
もしくは、どんな目的にしようと考えていますか?
ワーホリへ行く目的や理由は人それぞれあると思います。
将来のキャリアアップのため、海外生活を体験するため、英語を習得するため・・・
ここでぶっちゃけて言うと、ぼくがワーホリした目的はただ日本社会から離れて自由なライフスタイルを送ってみたかったから。
英語が話せるようになりたい、とかキャリアアップしたい、なんて表面上だけで心では微塵も思っていませんでしたから(笑)
ただ、会社に、仕事に人生を縛られたくなかった、そんな感じです。
ところでワーホリは1年間という時間と、何十万〜何百万円という多額のお金を使って行くわけだから、時間とお金をムダにしたくない、と思っている方も多いのではないでしょうか。
仕事を辞めて行くわけだから、将来的にはその分のハンデを負うことになります。
周りにワーホリ行くことを話すと「どうしてワーホリするの?」とか「ワーホリする目的は何?」とか聞かれるでしょう。
中には「辞めておいた方が良いよ」と反対する人も現れるかもしれません。
そりゃ、周囲からみたら仕事辞めてまで行くのはもったいないと思うのでしょう。
だから、周囲の人の期待に答えるためにも、心配されないためにも、立派な目標作らなきゃ!って思ってしまうんですね。
実際にぼくがそうでしたから。
でもよく考えたら、それってただ周りの期待に答えて自分を殺しているのと同じなんだ、と気付きました。
ワーホリで日本の価値観から解き放たれて自由になりたかったはずなのに、海外に行っても立派な自分を演じようとしていた自分がいました。
本当はそんなことどうでもよく、ただ1年間という限られた自由を味わいたかっただけなんです。
ワーホリは目的を持ったほうが良いと言われていますが、あながち間違いではありません。
ただ、目的は立派なものじゃなくても、小さなことでも周りがくだらないと思うことでも何でも良いということ。
今しかない人生を楽しみたい、というのも立派な目的だと考えています。
目的に答えはありません。
自分らしい、自分が納得のいくワーホリができればそれで良いんじゃないかな、と最近ぼくは思います。
ワーホリ行くとなぜか仕事がしたくなる矛盾

さて、自由なライフスタイルが良いとは言いましたが、ただ何もせずに過ごすのもつまらない。
ワーホリ中は何度かニート期間があったので分かりますが、やることがないと本当に退屈です。
自由なはずなのに、今度は「何しにきたんだろう・・・」という虚しい気持ちになります。
じゃぁ、何をすれば良いの?
って思いますが、ぼくが一番やっていて楽しかったのは仕事かもしれません。
日本ではあれだけ辞めたくて仕方がなかったはずの仕事なのに、仕事が楽しいって何か矛盾していますよね。
ぼくがニュージーランドで初めてやった仕事はキウイフルーツのパッキング。
労働者のほとんどはいろんな国からやってきたワーホリメーカーで、ワーホリ同士の国際交流もまた楽しい。
仕事というよりは、仕事を通して人と関わるのが楽しかったのかもしれません。
3ヶ月間、仕事にプライベートに本当に充実して、個人的には楽しい思い出しかありません。
(途中、1台目の車がオーバーヒートしてぶっ壊れたこと以外はww)
この体験以来、ぼくの仕事に対する味方が大きく変わりました。
楽しい仕事は人生を豊かにしてくれる。
好きな時に仕事して、好きな時に遊ぶライフスタイル。それがワーホリ。

ワーホリって自分の好きなように仕事を転々とできるから、変なプレッシャーとか感じなくて良いから気楽。
自分に合わないと思えば辞めれば良いし、好きだと思えば続ければ良いし。
一番すごかった職場は、いつ出勤してもOK、休んでもOK、気が向いたら働いてください、というフリーダム過ぎる環境。
フリーダム過ぎるから、誰も出勤しないんじゃないか?と思うかもしれませんが、不思議なことに上手くバランスが取れているんですね。
働きたい人は時間の許す限りフル出勤していましたし、ぼくのようなレイジーピーポーは気が向いた時に出勤していましたし。
中には他の職場と掛け持ちして、手が空いたら出勤する人もいました。
世の中の会社が全てこんな風だとしても、不思議と上手く回るような気がします。
好きな時に出勤して、好きな時に遊べたら最高じゃないですか(笑)
さすがに世の中そう上手くはいかないかもしれませんが、ワーホリならそれが許されます。
ワーホリだからこそ謳歌できる自由をフル活用しない手はありません。
将来の心配をするくらいなら今を楽しもう。

ワーホリしたいけど、帰国後の将来を考えたら不安でなかなか踏み出せない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
よほど手に職がない限り、帰国後の再就職は難しいと言われているワーホリ。
心配するのも無理はありません。
手前味噌で恐縮ですが、ぼくはワーホリ前は大手自動車部品メーカーに勤めていて、それなりに良い給料をもらっていました。
ワーホリ行かずにこのまま勤めていれば将来の安定は約束されたかもしれません。
でも、将来の事を心配するあまりに、今やりたいことを犠牲にしてしまうのはもったいないと思うんです。
まだ起きてもいない将来の事を考えて、起こりうるであろう最高の未来を犠牲にして普通の未来を送る。
もちろん、今の仕事が楽しい、充実しているのであればそのまま続けたほうが良いでしょう。
でも、ぼくはとにかく人生に大きな転機が欲しかった、ジェットコースターのようなワクワクする人生を送ってみたくなった、ただそれだけです。
もしかしたら失敗するかもしれません。
でも、一度きりしかない人生。
死ぬ前に「あの時やっておけばよかった」と後悔したくない。
死ぬ前に「あの時、失敗して大変だったけど、今思えば笑えてくる」といえる人生にしたい。
過去の自分へ、そしてこれからワーホリへ行く、もしくはワーホリ中のみなさんへのエールとして、以下の言葉を贈ります。
もし、今本気でやりたい事があるのなら、将来の心配なんかよりも今の自分の気持ちに正直に生きよう。
まだ来ていない未来に生きるのではなく、今を生きよう。
こんなこと言っていますが、今のぼくもぶっちゃけ将来への不安はあります。
そんな不安をみなさん、共に乗り越えていきましょう。
それでは。